新感覚!濃口なのに醤油を感じない!?奈良のオーガニック醤油「法隆寺醤油」
日本人にとって醤油は空気のようなものと言っても過言ではなく、食卓から醤油が消えてしまったら和食は成り立たなくなってしまう。現在日本の醤油メーカーは1,…
アートディレクター・食文化研究家
後藤晴彦は、ある時に料理に目覚め、料理の修業をはじめたのである。妻のことを“オクサマ”とお呼びし、自身はお手伝いハルコと自称して、毎日料理作りに励んでいる。
本業は出版関連の雑誌・ムック・書籍の企画編集デザイン制作のアート・ディレクションから、企業のコンサルタントとして、商品開発からマーケティング、販促までプロデュースを手がける。お手伝いハルコのキャラクタ-で『料理王国』『日経おとなのOFF』で連載をし、『包丁の使い方とカッティング』、『街場の料理の鉄人』、『一流料理人に学ぶ懐かしごはん』などを著す。電子書籍『お手伝いハルコの料理修行』がBookLiveから配信。
調理器具から食品開発のアドバイザーや岩手県の産業創造アドバイザーに就任し、岩手県の食を中心とした復興支援のお手伝いもしている。
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新感覚!濃口なのに醤油を感じない!?奈良のオーガニック醤油「法隆寺醤油」
日本人にとって醤油は空気のようなものと言っても過言ではなく、食卓から醤油が消えてしまったら和食は成り立たなくなってしまう。現在日本の醤油メーカーは1,…
食べてビックリする喉越し!麺の滑らかさが癖になる十日町玉垣製麺所の「へぎそば」
新潟の別宅に1週間ほど休暇で滞在をしていた。ここでは毎日三度三度の自炊生活の日々なので、近所のスーパーマーケットで食料品の買い込みをしなくてはいけ…
日本全国の一流シェフたちが絶賛するサカエヤの“肉の匠”が贈る『わくわく定期便』
京都駅から琵琶湖線に乗り南草津駅下車しタクシーで約10分で精肉店サカエヤまで。滋賀県はあまり馴染みのない地域だが思った以上京都から近かった。店は瀟洒…
生姜のピリピリと昆布のうま味が一体となった「神宗の生姜」
口に含んで唾液を混ぜて、モゴモゴすると、塩気や甘みが押し寄せて来てうま味が口いっぱいに広がる。そのうま味と一緒に白飯を口中で咀嚼して飲み込む。その正…
上品な千枚漬けの爽やかな甘み。京都名店の期間限定鯖寿司「八坂の雪」
昔は姿寿司とか棒寿司どちらかというと苦手だった。何が苦手だったかと記憶を辿ると、今はもう無いある有名な日本料理店でコースの最後に鮎の姿寿司がでて来た…
おぉ、辛い!八幡屋礒五郎の「七味ガラム・マサラ」
調べものをする時に幾冊のも食関係の辞書・事典を参考にしている。ネットもチェックするが根拠や出典が曖昧だと困ってしまう。じゃ、原典に当たれば良いかとい…
97年の伝統の味、東京會舘のプティガトー
数年前に辻村深月の『東京會舘とわたし』を読んでいた時は、東京會舘は建て替えの真っ最中だった。東京會舘の名前は知っていてもその実態をご存知ない方のた…
100%さつまいもだけの甘み!名人が作る希少なシロップ「あめんどろ」
自宅から千駄木の馴染みの鮨屋さんへはバスで出かけ、バス停は「団子坂」といい角川書店版『日本地名大辞典・東京都』を引くと、「別称は潮見坂、千駄木坂、七…
京都・村上開新堂とロシアケーキの謎
フランスパンは日本での呼び方で、フランスでは「バゲット」、しいて言うなら「パン・フランセ」。山形の食パンのイギリスパンは、「ホワイトブレッド」で…
ワインのように、ブランデーのように飲むバーレイ(大麦)ビール
おなじ言葉でも意味が正反対になるものあり、そのひとつの例に「とりあえず」がある。辞書をググルと(1)十分な対処は後回しにして暫定的に対応するさま。(2)将…
寒風が最大の調理法、新潟たけうちの「鮭と鱒」
「チコちゃんに叱られる!」風にいうと、「鮭とサーモンの区別も知らないのに、やれ甘鮭が良いとか、塩引きが良いとか、いや、私はサーモンのムニュエルが好き…
本郷三原堂の「大学最中」、最中の皮について考える。
最中(もなか)は自分のことをどう思っているのだろうか?「俺だって、昔は立派な菓子だったんだ」そう「もなか」は元々もち米粉と水をこねて蒸して、薄く延…
ミドリムシクッキーは未来の味がする!?
そう、子どもの頃は食べるのが嫌いだった。虚弱体質で好き嫌いが激しく、当然食は細く、ご飯を食べる時間はあまり楽しいと思わなかった。 そんな時期にマン…
これは、聖体拝受!?山葡萄のゴーフレット
以前百貨店の顧客会員情報誌の制作をしていた時の話。年に一度ある大きな催事で「イタリアンフェア」がありスタジオで商品撮影をしていた中に「チャルダ」とい…
「はんぺん」だけどかまぼこより”きゅるっとした食感”が旨い「梅花はんぺん」
フランス料理に「クネル・quenelle」という調理法がある。白身の魚や海老、蟹のすり身に卵白などを加えて滑らかにふぁっとした食感を楽しむ料理だがこのよう…
養命酒が作った和風ハーブ「クロモジ」ののど飴
毎日、酒を飲まない日はないのだが、いつの頃から飲酒の習慣がついたのだろうかと考えた。記憶は幼少期の頃にたどり着く。虚弱な体質で病気がちな子どもで、両…
求肥がこんなに旨いとは。目白「志むら」の九十九餅
山の手線目白駅の改札を出て左に目白通りを200mほど進むと、昭和20年に目白で開業した「目白 志むら」がある。元々は昭和14年に青山で創業し、1階は和菓子…
金沢の老舗の「菊花せんべい」で邪気を払う!?
サクサクした生姜砂糖の甘みがさわやかな餅米せんべい花にまつわることわざで「六日の菖蒲、十日の菊(むいかのあやめ、とおかのきく)」というのがある。菖蒲…
無農薬で栽培された希少なエゴマから作られたマヨネーズ風ソース
時代劇で薄暗い部屋に油皿がほのかに火を灯した場面がよくある。ロウソクは高価なもので、庶民は菜種油を使って、さらに安い油は、臭いのきつい魚油を使ってい…
丹後の米・野菜からつくりあげる老舗『和久傳』の米味噌糀漬け
京都の北の丹後の地に1870年(明治3年)に1軒の旅館が誕生する。丹後は江戸時代から丹後縮緬(ちりめん)で栄え、その旅館も京都などから訪れる商人たちの宿…