国産初の豪雪地帯での「ギリシャヨーグルト」
以前、某健康雑誌の制作に、毎月関わっていたことがあった。特定の食材に焦点を当てて、健康効果を紹介する企画で、タマネギ酢、昆布水、トマト、生姜、豆腐、…
アートディレクター・食文化研究家
後藤晴彦は、ある時に料理に目覚め、料理の修業をはじめたのである。妻のことを“オクサマ”とお呼びし、自身はお手伝いハルコと自称して、毎日料理作りに励んでいる。
本業は出版関連の雑誌・ムック・書籍の企画編集デザイン制作のアート・ディレクションから、企業のコンサルタントとして、商品開発からマーケティング、販促までプロデュースを手がける。お手伝いハルコのキャラクタ-で『料理王国』『日経おとなのOFF』で連載をし、『包丁の使い方とカッティング』、『街場の料理の鉄人』、『一流料理人に学ぶ懐かしごはん』などを著す。電子書籍『お手伝いハルコの料理修行』がBookLiveから配信。
調理器具から食品開発のアドバイザーや岩手県の産業創造アドバイザーに就任し、岩手県の食を中心とした復興支援のお手伝いもしている。
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国産初の豪雪地帯での「ギリシャヨーグルト」
以前、某健康雑誌の制作に、毎月関わっていたことがあった。特定の食材に焦点を当てて、健康効果を紹介する企画で、タマネギ酢、昆布水、トマト、生姜、豆腐、…
日本のチーズケーキのルーツはここにある!駒込の老舗洋菓子店アルプスの「ほほえみ」
明治時代に活躍した村上弦斎という小説家がいた。彼の書いた『食道楽』は徳富蘇峰の『不如帰』と並んで大ベストセラーになっていたのだ。小説の形を取りなが…
「美味しんぼ」の作者が惚れこんだ究極の薬味「暮坪かぶ」
東日本大震災後の翌年に縁があり、岩手県産業創造アドバイザーに就任して復興支援のお手伝いをはじめた。東京の大手百貨店で催事を開催のために、料理人を岩…
砂糖は「あまい、うまい」!神楽坂の「甘露甘納豆」
現代は砂糖にとって受難時代である。肥満や生活習慣病・糖尿病や虫歯の原因、骨を弱くするなどと目の敵。しかし、歴史を辿ると砂糖は渇望の代表でもあった。今…
昔ながらの絞り出し器で造られる有機デュラムセモリナ粉の職人パスタ
日本人は麺喰い民族で、そば、うどん、ラーメンからパスタまでこんなに幅広く麺料理を食べている国はないだろう。食品新聞(https:www.shokuhin.net)による…
「有塩」か「無塩」かどちらを喰うか、それが問題だ!佐渡島の佐渡バター
フレンチのシェフと組んでイベントを行う前日のことだった。「明日までに無塩バターを用意してくれ」と。地方の生産者を東京に招いて、それぞれの食材のレシピ…
向田邦子の「う」の引き出しに登場する安曇野の「山葵漬け」
いまだに人気の衰えない作家の向田邦子さんは、うまいもののメモやパンフレットを集め引き出しに入れていたそうだ。それは「う」の引き出しと呼ばれていた。そ…
伝統がモダンに変身した祇園「鍵善良房」の落雁
京都には長い歴史を持った老舗が多く、和菓子店も例外ではない。『亀屋陸奥』『本家尾張屋』『とらや』など500年を超える店も多くある。中には『一文字屋 和…
わが心のソールフード「釜石らーめん」
電話帳に登録されているラーメン店は全国に約32,000軒あり、中華料理店やファミレスも含めると20万軒にもなるという。「都道府県別統計とランキングで見る県民…
あのとげぬき地蔵に、アルザス仕込みの名パティスリーが。
3月に代々木上原から巣鴨へ仕事場を移転した。今までは自宅から仕事場まで50分くらいかかっていたが、移転して10分の距離に縮まった。代々木上原ではパンやス…
超簡単、わが家でだし巻き卵焼きができてしまう「玉子焼きの素」
むかし、子どもに人気だった3つの標語で「巨人、大鵬、卵焼き」という時代があった。まさに、私はこの世代なのである(すみません、昔話すぎて)。マンガの『…
人気のスポット浅草観音堂裏の素朴な「鳥のかたちのクッキー」
3ヶ月に渡り、浅草観音堂裏にある人気のマイクロビストロ『ペタンク』でレシピ本制作のために撮影に通っていた。観音堂裏は表の雷門から浅草寺にかけての喧噪…
ピリッとした実山椒の刺激がアクセントに。ドライフルーツの寄せ菓子「果椒」
「山椒は小粒でもぴりりと辛い」という諺、ある意味では日本のイメージではないだろうか。山椒の英名は「Japanese Pepper」。まさに日本の胡椒なのである。…
サクサクと口の中で崩れる『代官山小川軒』のプレーンウィッチ
今まで、色々なジャンルの料理人の取材をしてきたが、実は非常に苦手の料理人がいる。どういうふうに苦手かというと、とても真面目で私の冗談が通じないタイプ…
新潟の銘酒「越乃寒梅」から作った酒粕は、香り高さが違う
落語の“枕”や小話に、与太郎と酒粕の噺が多くある。酒の呑めない与太郎が酒粕を食べて顔を真っ赤にしていると、オジさん(または、熊さん)が「酒を飲んだ…
幻の門外不出の魚醤調味料「コラトゥーラ」
東京の下町、門前仲町に『パッソ ア パッソ』というイタリア料理店がある。そこのシェフの有馬邦明さんは「イタリア料理界の鬼才」と呼ばれ、ファンも多い。素…
100年前の甘めの味が楽しめる老舗の海苔巻き
普段から海苔巻きと稲荷の組み合わせが大好きで、以前のippinでも巣鴨の大阪寿司『八千穂寿司』(https://ippin.gnavi.co.jp/article-9282/)の紹介をしたが、…
世界一と評判!『ホテルオークラ東京』のフレンチトースト
映画で初めて知った料理がある。1979製作、日本ではその翌年に公開されたアメリカ映画『クレイマー、クレイマー』をご覧になったことのある方は多いだろう。…
30数年来の「へぎそば」好きが推薦!新潟十日町の「妻有そば」
昔から単一の食材を、粉末あるいは液状にしてまとめる方法が工夫されてきた。特に穀物由来の粉状をひとつにまとめるには幾多の方法があるが、今回はそばの話。…
混ぜるだけの超簡単!手作り佃煮セット「おふくろさん」で後引くMY佃煮
わが家では妻のことを「オクサマ」と呼び、妻の母は「オオオクサマ」と呼んでいる。その「オオオクサマ」からいろいろな季節の食材が届くのだが、ある時に果物…