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吟味した材料で丹精こめて謹製して作られたのが銘菓「つばらつばら 抹茶
今回ご紹介したい銘菓は京都にある老舗和菓子屋の「つばらつばら 抹茶」といい、見た目はまるで「半月形のどら焼き」ですが、頂いてみるとどら焼きとは全然違う代物なのです!
このようなお菓子は大抵の場合は皮がふんわりとカステラみたいな感じのものが多いですが、「つばらつばら 抹茶」の皮は求肥の粉が入っているのかと思うほど、もっちり、しっとりしていて、今までにあまり食べたことがないような食感が印象的です。中の抹茶餡は京都産の宇治抹茶をたっぷり使用し、甘過ぎずほろ苦さがたまらなく美味しくてついつい二つ目に手が出てしまいます。
「つばらつばら」とは、万葉集にも登場する風趣ある言葉で「しみじみ・心ゆくままにあれこれと」という意味です。万葉の歌人・大伴旅人は、太宰府館長として九州に赴任したとき「浅茅原つばらつばらにもの思へば 故りにし郷し思ほゆるかも」と歌を詠んで、故郷の遠き都へ思いをはせました。その心を汲み、吟味した材料で丹精こめて謹製して作られたのが銘菓「つばらつばら 抹茶」です。
極上を知る人のお墨付きという安心と自信。
「つばら つばら 抹茶」を知ったのは、世界的に有名な某日本のホテルの総支配人の方からオリジナルの「つばらつばら」を頂いたのがきっかけでした。オリジナルは抹茶ではなく普通の粒あんが入っています。
普段甘いものを口にしない主人が「このどら焼きみたいなお菓子、美味しい!」と言ったのには驚きました。後に自分で抹茶味を買ってみたら、抹茶味の方が私も子供たちもハマりましたが。
「京菓匠 鶴屋吉信」さんは、有名デパートにも入っているようなのでオンラインでお取り寄せする時間がない場合には、デパートまで走るのも良いかもしれません。
「極上を知っている方が選んだ極上のお菓子」というある意味お墨付きなので、自信を持って人にも差し上げられます。
※掲載情報は 2016/03/14 時点のものとなります。
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キュレーター情報
料理研究家
売間良子
外資系企業の役員秘書として従事。結婚後、インターナショナルスクールに通う5人の子供たちの子育てが落ち着いたのを機に、麻布で料理教室「グルメ クッキング ファクトリー」をスタート。家庭で簡単にレストランの味を目指す「おもてなし料理」と「健康&美肌クッキング」教室が好評。又、インターナショナルな環境で経験してきた外国人のホームパーティ、おもてなし術も伝授。料理教室での試食はワインとお奨めチーズと共に。友人宅のようにリラックスして楽しんで頂くことが心情。
(取得資格)
全国料理教会認定准教師資格
全国料理技術検定・上級
NPO日本食育インストラクター
ラフォンテ・イタリア料理研究家養成コース修了
Wiltonコース修了
CEYJapanケーキポップス・ディプロマ取得
食品衛生責任者