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出会いは約20年前。大阪でしか買えない、食べられない味
大阪の老舗和菓子屋「絹笠」が作る、おこわ「とん蝶」を知ったのは、今から20年ほど前、まだ新人編集者だった頃です。撮影を終え、新大阪駅をうろうろしているとき、お土産屋さんのレジ脇に1つだけ残っていた地味な“お菓子”。でもなんとなく「おいしいぞ~!」オーラを放っていたので買い求め、新幹線の中で開けてびっくり!
お菓子じゃなくて、おこわでした。でも、そのおいしいことと言ったら!
蒸したもち米に大豆と塩こんぶ、そして小梅が飾られたシンプルなおこわですが、このシンプルさが究極のおいしさを生み出しているんです。冷たいまま食べても充分においしいですが、家に帰って蒸しなおして食べるともっとおいしい!
ただこの「とん蝶」、日持ちがしないため、通信販売をしていません。そのため、大阪に行ったときだけがチャンス(新大阪駅構内でも買えます)!しかも夏はその日の19時、冬は22時までが賞味期限。そのくらい繊細なおこわなんですね。でも、あまりにおいしいので、新幹線1本遅らせてでも絶対に買って帰ります!
しかも家族全員(じじ&ばばも含む)も大好き!!!
もち米ですから、それなりに持ち重りがするんですが、毎度6個買って帰路につきます……(笑)。
※掲載情報は 2016/10/06 時点のものとなります。
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キュレーター情報
編集者・ライター
中田ぷう
大学卒業後、大手出版社に勤務。2004年に独立。モデルの中林美和さん、AYUMIさん、前田ゆかさん、食空間プロデューサー山本侑貴子氏、スタイリスト福田栄華氏の著書をはじめ、多くの料理本や暮らしの本のプロデュース・編集・ライティングを手がける。著書に子どものごはん作りの闘いを描いた「闘う!母ごはん」(光文社)がある。
インスタグラムでは日々の食事とおいしいものをアップしている。
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