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神秘的で美しい七條甘春堂の「天の川」
笹の葉につるされた五色の短冊や飾りがひらひらと風にたなびく光景を目にする季節。7月7日は五節句のひとつ七夕。この時期だからこそ味わいたいお菓子といえば、七條甘春堂の「天の川」。
京菓匠「七條甘春堂」は、京都・三十三間堂の近くに本店を構える慶応元年から七代続く京菓子の老舗。
代々受け継がれる伝統菓子の他、新しい創作菓子を数多く創られています。
「天の川」は、美しい星が無数にちりばめられた夏の夜空、天の川をイメージしてつくられた羊羹です。夜空のような濃い青色の琥珀羹(こはくかん)には銀箔の星が散りばめられており、琥珀羹の下は味甚羹(みじんかん)、小倉羹の二層になっています。
よく冷やしてから少しずつ切り分けて。切り口は涼しげで美しく、しばらく眺めていたい気持ちになります。青い層は少し固めの食感、小豆の層は、粒の歯ごたえが感じられます。さっぱりとした上品な甘さは、暑い夏にも食が進みます。
6月1日から8月13日までの期間・数量限定の商品なので、贈り物としてもおすすめです。おりひめとひこぼしの伝説、天の川に思いをはせつつ、緑茶とともにじっくり味わいたい逸品です。
※掲載情報は 2016/07/07 時点のものとなります。
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キュレーター情報
日本文化の伝道師/JTCL代表取締役
神森真理子
ジャパントラディショナルカルチャーラボ株式会社(JTCL)代表取締役。
慶應義塾大学卒業。パリ第三大学で文化芸術・映画ビジネス、文化政策について学び、日本文化に関わる仕事を志し、松竹株式会社に入社。 ベルギー・フランスでの生活を通じ、「日本文化の活性化」という生涯の目標を見出し、ジャパントラディショナルカルチャーラボ株式会社を創業。
「日本の文化を通じて人々のくらし、心をより豊かに」をミッションとし、日本文化関連の企画・コンサルティング、アニバーサリー、コンテンツ事業を展開。商品の企画開発・プロデュース、地域ブランドの創出支援、インバウンド事業なども手がける。
国内外の法人・個人向けの日本文化に関する多岐にわたる事業・企画を通じ、日本文化の魅力を発信し裾野を広げること、次世代への継承に取り組んでいる。
利酒師・ワインエキスパート・フードアナリスト1級として、食・酒関連の発信も多数。
日経ビジネス「次代を創る100人」に選出。インバウンド実務主任者。