明治生まれ村上開新堂の味を引き継ぐ、山本道子の店の「マーブルクッキー」

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2017/07/03 公開

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明治生まれ村上開新堂の味を引き継ぐ、山本道子の店の「マーブルクッキー」

この秋から完全予約制になる、知る人ぞ知る品格溢れるクッキー

明治生まれ村上開新堂の味を引き継ぐ、山本道子の店の「マーブルクッキー」

美味しいものには目がない私、「茶ムリエ」として、おいしいお茶のパトロールはもちろん、ライフワークでありますが、お茶にはスイーツがつきもの。スイーツのパトロールも怠っておりません。本日ご紹介するのは、私のテッパン手土産、山本道子の店の「マーブルクッキー」です。

 

半蔵門にひっそり佇む“山本道子の店”は知る人ぞ知る、村上開新堂の姉妹店。世の中、横文字のお店が溢れる中、驚くほど堂々としたネーミング。明治創業の洋菓子店である村上開進堂は、平成のこの時代においてもご紹介制、庶民にはなかなか手に入れることもできない幻のクッキーを言われています。しかし、それを受け継いだ5代目の山本道子さんが、ご紹介がなくとも気軽にお求めいただきたいという思いでオープンさせたのが、こちらの姉妹店。ご紹介なくとも村上開新堂の味を受け継ぐクッキーをいただけるのも、5代目の計らいがあってこそ、だからでしょうか?お店を訪れる時は毎回、特別感と嬉しさで、身が引き締まります。

 

こちらのお店の定番、ピンクの缶に入ったマーブルクッキーは、大理石模様のチョコとうずまき模様の抹茶の2種類が1つの缶にぎっしり詰められています。何度買っても、隙間があったことはなく、隙間なく入れるとはこういうことなのかと毎回感心しきりです。

明治生まれ村上開新堂の味を引き継ぐ、山本道子の店の「マーブルクッキー」

このクッキー、1つ1つ丁寧に薄く焼き上げられていて見た目は可愛い~のですが、歯ごたえは想像以上にしっかりあります。また、今時のスイーツは1口食べて、すぐにおいしい~~と思えるものが多いのに対して、お味も見た目も至ってシンプルで素朴。しかし、こちらのクッキー、贈り物にすると「どこで買えますか?」と聞かれなかったことはありません。間違いなく、食す人を虜にするクッキーなのです。

 

「噛めば噛むほど美味しい」。そして どうしても「ついつい食べてしまう」、「やめられない」。このからくりが何度食べても分からず、また買いに行くという、すごい循環を生むクッキー。もう1枚、あともう1枚と何度も開けたり閉めたりするピンクの缶も、本当に絶妙色で確実に女心をくすぐるのですが、東京のここでしか手に入らない特別感も間違いなくその好循環を後押ししているのでは?なんて思います。

 

結局のところ、間違いなく“美味しい”。だからこそのリピート買い。
しかし、それを一瞬で感じさせないところが、他のクッキーにはない魅力なのだと思います。お菓子というのもある程度の流行というのがあると思うのですが、明治創業の味を引き継いでいるからなのでしょうか?流行に左右されない“凛”とした味でもあります。

 

そして、日本人の好きな絶妙な甘さ加減、この絶妙な固さ加減の1つ1つが、「やめられないとまらない」現象を作っている“素“ではないかと思うのですが、今だその謎は私には解明できておりません。

 

ちなみに、紹介制で手に入らない幻の村上開新堂さんのクッキー。運よく何度かいただいたことのある私の個人的意見ですが、両者のクッキーを比べると、より現代風の山本道子さんのクッキーに軍配が上がる私です。

 

このマーブルクッキーは、私のテッパンお土産でもあり贈り物でもあります。関西へ帰省する時も、都内で誰かに会う時も、間違いない贈り物として普段から重宝させていただいております。デパートで簡単に手に入らない逸品というのも、このご時世貴重なのかもしれません。

 

このお店の定番でもある、マーブルクッキー、お店に行けば売り切れはたまにあるものの、大抵は買えていたのですが、なんとこの秋より(平成29年10月2日)マーブルクッキーの販売は完全予約制となるようです。なんてこった……。

人間は、手に入らないと思うとますます欲しくなるもの。
大好物の山本道子の店のマーブルクッキー、将来、紹介制にならないことだけを祈ります。

※掲載情報は 2017/07/03 時点のものとなります。

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キュレーター情報

宮原昌子

茶ムリエ/メンタルコーチ

宮原昌子

綜合商社勤務を経て結婚。上海に住んだことをきっかけに、上海で中医学・中国茶を学び、飲むこと・食べることが毎日を健康で楽しく過ごすことになると実感。
帰国後、中国茶専門店にて通訳・バイヤー・コーディネート等を手掛け、2004年より茶ムリエとして活動。自宅サロン主宰・企業や団体へのセミナー講師・雑誌やテレビ等の茶の監修・執筆業など多岐にわたり活動後、広州へ転居、華南農業大学茶学部の聴講生となる。
帰国後、クリニックに勤務、心のケアを実動で学び、心理学・コーチングを学ぶ。中医学と茶の理論に加え、心理学とコーチングを掛け合わせた独自のメソッドで、自己治癒力を高める方法・セルフケアのアドバイスを行うと共に、体質にあった茶の選び方を提案している。悩みを明確に整理し、本当にやりたいことの目標・プロセス設定で目標達成をサポートするコーチングセッションは、自信を持って自分らしく生きていけると好評 
上海医薬大学 推拿科卒業
中国労働省和社会保障部公認資格 高級茶藝師・評茶師
銀座コーチングスクール  GCS認定コーチ

監修本:別冊Lightning vol.53「ペットボトルのお茶の本」 枻出版社

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