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かぶりつきたい食パン
つるやパンの「サラダパン」を初めて食べた時は衝撃でした。だって、パンにたくあんが入っているんですよ。奇をてらっただけの食べ物もありますが、このサラダパンは違います。美味しいのです。マヨネーズとたくあんの絶妙なバランスに恐れ入りました。発売から既に半世紀以上経った今も不動の人気を保ち続けるサラダパンを作っているのは滋賀県長浜市の「つるやパン」。
その「つるやパン」にはサンドイッチ専門店もあります。ここには、ありそうでなかった丸い食パンがあります。当然、サンドイッチも丸いのです。
「美味しい」と感じる要素の中には、コストパフォーマンスもあります。たとえば1斤1000円以上の食パンもあり、もちろん美味しいのですが、貧乏性の僕は食べながら、ふと思うことがあります。
「「つるやパン」の食パンが何個食べられるんだろう」
ちなみに、「つるやパン」のまるい食パンは1本340円。
先日、丸い食パンを切らずに、恵方巻のように持って、そのままかぶりつきました。子供の頃から、やってみたかったことの一つだったのです。
大人になってから一度、やってみようとしたことがあったのですが、四角い食パンは難しく断念しました。それがつるやパンの丸い食パンは、ぴったりだったのです。満足しました。美味しうございました。
大人食いを堪能した後、改めて薄く切り、軽くトーストし、最初はいつものように何もつけず、次にバターを、そして、最後はあんこを載せていただいたのです。
※掲載情報は 2017/03/20 時点のものとなります。
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キュレーター情報
旅行作家・エッセイスト
イシコ(石原英一)
1968年岐阜県生まれ。静岡大学理学部数学科卒業後、大道芸を使った子供ショーをしながら全国を行脚する生活を10年程続ける。2003年(有)ホワイトマンプロジェクト設立。5年間限定で国内外問わず50名近いメンバーが顔を白塗りにすることでさまざまなボーダーを取り払い、ショーや写真を使った表現活動や環境教育を行う。一方、女性ファッション誌編集長、WEBマガジン編集長を経て、「MONOマガジン」や「散歩の達人」などに連載を持つようになり、エッセイストとしての活動を始める。2008年から2009年まで「SKYWARD」、「SANKEI EXPRESS」、「nakata.net」など新聞、雑誌、WEBに「旅」や「食」をテーマにした連載やブログを持ちながら世界一周。
帰国後、岐阜県安八町に移住し、ヤギと暮らしながら、「旅」と「散歩」をテーマにWEB、書籍、テレビ、講演、商品プロデュースなどを通して表現している。著書に「世界一周ひとりメシ」(幻冬舎文庫)、「世界一周ひとりメシ in JAPAN」(幻冬舎文庫)、「世界一周飲み歩き」(朝日文庫)がある。