記事詳細
紹介している商品
豆の生産地にまでこだわったクラフトチョコレート
先月サンフランシスコに行ってきました。
大学生時代、はじめての海外もサンフランシスコでした。とても魅力的な街で、訪れるたび食の新たな発見があり、以来私の元気の源となっていて、今では仕事にも深く関わっている特別な場所なのです。
今回の滞在では日本でも人気のある、ダンデライオン・チョコレートのお店に立ち寄りました。
ダンデライオン・チョコレートは、特定の産地にこだわった、シングルオリジンのチョコレートバーが有名です。
サンフランシスコのお店で私がトライしたのは、ここでしかいただけない、シェフズテイスティング。
アメリカ人はチョコレートが大好き!そのため店内は平日にも関わらず、老若男女でにぎわっていました。ディナーの後のデザートタイムを過ごす方も、たくさんいらっしゃるそうですよ。
日本の第1号店は蔵前に、その後、伊勢外宮前、鎌倉と次々と展開されていて話題になっていますよね。
そこで今回は蔵前店で取り扱いのある、カカオ二ブを紹介します。
ところで、カカオニブ(cacao nibs)をご存知でしょうか?
チョコレートの原料となるカカオ豆。
ダンデライオン・チョコレートでは、使用するカカオ豆の生産者である農家を訪れ、時には発酵から乾燥までのプロセスを指導し、直接交渉を行った上でカカオ豆を輸入されています。
その後、店内のファクトリーで豆の選別を行い焙煎(ロースト)します。
ローストは低温でじっくりと行います。
この過程によって、カカオ豆の殻がはがれやすい状態になります。
最後にウィノウワーという機械を使用して、カカオ豆を細かく砕き、外側の皮と内側のカカオニブを分離します。
割れた豆に送風して、外皮を吹き飛ばしカカオニブが出来上がります。
*Bean to Barの流れは以下をご参照ください。
:https://dandelionchocolate.jp/beantobar/
カカオ豆の外皮が取り除かれ、くだいた状態というわけですね。
このカカオニブ、もちろんそのまま召し上がっても良いのですが……
今月のレッスンでは、焦がしバターを使ったクッキーの上にカカオ二ブをのせて焼いてみました。
“食感が楽しいですね”、“カカオの良い香りがします!” と生徒さんからも大好評。
ぜひいろいろな使い方で、香りの良いダンデライオン・チョコレートのカカオ二ブを楽しんでみてくださいね。
※掲載情報は 2017/05/04 時点のものとなります。
- 11
キュレーター情報
ジュエリースイーツ・デザイナー
永田かおり
みなさまこんにちは、ジュエリースイーツ・デザイナーの永田かおりです。
会社員時代、ふと手にした加藤千恵さんの本に載っていた、ジュエリーのような美しいお菓子の写真に感銘を受け”私も先生のようになりたい!”とお菓子作りに夢中になりました。
月日は流れ今は自分がお伝えする立場に。
リラックスして学んでいただけるように、自宅で主宰する少人数制でサロン形式の教室(K's tableお菓子教室)のモットーは、”ジュエリーのように美しいスイーツが簡単に作れるお菓子教室”です。
2005年に開講したK's tableお菓子教室はみなさまに支えて頂き、今年で12年目に入ります。
その間約7,000名の生徒さんが学ばれ、教室でご紹介したレシピも500を超えました。
レッスンに通って下さる生徒さんの成長や、お菓子を召し上がってくださる方たちの笑顔、そして会社員時代には出会えなかった方々との出会いが、私の宝物です。
著書は、「キャラメルスイーツの本」「家で作れる生スイーツ」「はじめてでも作れるおいしいお菓子」