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あえて賞味期限を短くしている、こだわりの焼き菓子
2016年は、講師やアドバイザーなどの仕事の他にも自分のお店『EN VEDETTE (アン ヴデット)』を清澄白河にオープンをしたのが大きかったです。そのため特にクリスマスなどの年末年始は、想像以上に忙しく今までで一番忙しい年にもなりました。自分と同じようにお店を新しくオープンする仲間も多く、今回紹介するのもそんなお店の一つでもあります。
京王線沿線の仙川駅が最寄り駅になる、『LA CANDEUR(ラカンドゥール)』は、安藤康範シェフがオーナーを勤めています。フランスで修行をされた後は『レストラン ロオジエ』や『パティスリーデフェール』などでも働き、ご自分のお店をオープンされました。
お店でも色々な生菓子や焼き菓子がありますが、生菓子では苺が入らなくなるまでしか味わえない、アーモンド生地にバニラのムースリーヌ、苺の甘みと酸味が合う「フレジエ」や、自家製ヘーゼルナッツのプラリネにチョコレートと生クリームの組み合わせ「マルジョレーヌ」がオススメです。お土産などにも最適な焼き菓子は、フィナンシェやマドレーヌ、ガレットココなど、どれもこだわりから賞味期限が短いですが、ぜひ味わっていただきたいです。
日の光が入る明るい店内は、雰囲気もよく、朝からお客さんが多く訪れるので、ぜひ早めに入って色々と楽しんでいただきたいお店です。
※掲載情報は 2017/01/13 時点のものとなります。
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キュレーター情報
EN VEDETTE オーナーパティシエ
森大祐
1978年、岐阜県出身。東京製菓学校を卒業後、「ロイスダール」、「グランド ハイアット 東京」などの都内パティスリーに勤務。2007年に渡仏しパリの「ローラン・デュシェンヌ(M・O・F)」、「モワザン」にて研鑽を積む。「モワザン」ではシェフ・パティシエとして勤務し、フランスで学ぶ日本人パティシエの支援、日仏のパティスリーの架け橋になればとの想いから、「Le Pont Artisans(エッフェル会)」を設立し、会長として活動に取り組む(現在は日本支局長)。現在は、「En Vedette(アンヴデット)」のオーナーとして活動中。TV、雑誌、書籍などでの活動や、「Le Pont Artisans(エッフェル会)」、「セルクル・デ・シェフ」などでシェフの地位向上を図る活動も行っている。
書籍:「プロのための製菓技法 チョコレート」、「モダン・フランス菓子の発想と組み立て シェフ8人それぞれの解釈と技法」、「タルトの発想と組み立て: 6人のパティシエのアイデアと技法」(全て誠文堂新光社)11月9日発売