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手土産にもぴったりの和を貴重としたパッケージもいい
大阪は大都市ゆえに美味なる料理がたくさんあります。当然にお土産的な逸品も数多く、まさに目移りしてしまいます。僕が良く利用する大阪空港(通称:伊丹空港)でも、様々なお土産が売られていて、「どれを買えばいいの?」という声もよく聞かれます。そうですね、いくつかオススメはありますが、今回ご紹介させて頂くのは『本家佳長』の「九条ねぎ京えびせんべい処」。いわゆる“えびせん”なのですが、他のとは明らかに違う真剣ぶり。天然えびを用いたせんべいは、優しいピンク色をしています。これは、えび本来の色彩がそのまま活きている証拠。単に合わせたわけではなく、味と見ためを重視し、何度も配合を研究した結果、完成したのだとか。一口かじればサクッ、パリッとした食感とともに、香ばしきえびの風味がただよいます。そこに、JA全農京都推奨の九条ねぎが合わさっています。
8枚入り~24枚入りまであり、TPOに合わせて使い分け
九条ねぎは、他のねぎにはない「ぬめり」が存在し、そのために独特の香りと甘さがあるのです。それが合わさることで“ねぎ風味”もプラスされているというわけ。しかも、せんべいに用いる米も凄くて、えび殻を大量に使用して土壌を作り、そこで栽培された米を用いるというこだわりぶりです。そんな厳選食材に加えて、製造工程も超マニアックです。こんがりと焼き上げたあとに、二段熟成という手法で、なんと十一日もかけてじっくりと熟成させるそう。もう、袋を開けた瞬間に「お!これは凄い!」と感じるわけです。最初に、香ばしさで。そして味わった時に伝わる、美味しさがギュッと詰まった口あたりに。自分で味わうのも良いですが、御進物にもうってつけの逸品です。
※掲載情報は 2016/03/16 時点のものとなります。
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キュレーター情報
フードジャーナリスト
はんつ遠藤
東京在住。早稲田大学教育学部卒業。海外旅行雑誌のライターを経て、テレビや雑誌、書籍などでの飲食店紹介や、飲食店プロデュースなどを行うフードジャーナリストに。ライターとして執筆、カメラマンとして撮影の両方をひとりでこなし、取材軒数は8000軒を超える。全国のご当地グルメの知識と経験を活かし、ナムコのフードテーマパーク事業にも協力し、現在、東京・大手町のご当地やきとりテイスティングパーク「全や連総本店 東京」の名誉館長も務める。『日経トレンディ』にてトレンドリーダーにも選出。「週刊大衆」「JAL(Web)」などに連載中。また近年は料理研究家としてTVラジオ雑誌などで創作レシピを紹介している。著書は『はんつ遠藤のうどんマップ東京・神奈川・埼玉・千葉』(幹書房)、『おうちラーメンかんたんレシピ30』『おうち丼ぶりかんたんレシピ30』『全国ご当地やきとり紀行』など25冊。