岩手の寒さが美味しくする冬の風物詩 寒干大根

岩手の寒さが美味しくする冬の風物詩 寒干大根

記事詳細


紹介している商品


寒さがあるから美味しくなる、自然を活かした名物

岩手の寒さが美味しくする冬の風物詩 寒干大根

今回皆さんにご紹介したいのは、岩手の「寒干大根(かんぼしだいこん)」です。先日岩手にテレビの仕事で訪れた時に出会った素敵な食べ物。

 

岩手は皆様もご存知のとおり、冬は厳しい寒さを迎えます。その寒さを活用しているのがこの寒干大根なのですが、これは東北地方で雪の多い山間の地域で冬の保存食として、広く作られてきているそうです。

岩手の寒さが美味しくする冬の風物詩 寒干大根

作り方は非常にシンプルで、秋に収穫する青首大根を水洗いし、皮を剥いた後お湯で茹で上げてから外で干す。夜の気温は氷点下まで下がるので、干された大根はカチカチに凍ります。日中日に当たり水分が大根から抜けていき、これを繰り返していくと大根が干しあがっていきます。この凍る、水分が出て行くことを繰り返していくことによって、大根本来の甘みが凝縮され、香りも際立つようになります。

岩手の寒さが美味しくする冬の風物詩 寒干大根
岩手の寒さが美味しくする冬の風物詩 寒干大根

寒干大根を料理に使う際は、ぬるま湯などで戻して使うのですが、様々な料理で大活躍をします。煮しめや、和え物はもちろん、サラダなどにも相性は抜群。でも僕が一番お勧めしたいのは、お味噌汁に具材としていれること。汁の旨みを寒干大根がしっかり吸ってくれるので、かんだ瞬間に「じゅわーっ」と汁が染み出てきて、もう最高の味わいを楽しめます。また食感も特徴があるので、是非皆さんにも試してもらいたいですね。

 

CIAO!

紹介しているお店
ふじむら農園

※掲載情報は 2015/12/09 時点のものとなります。

  • 4
ブックマーク
-
ブックマーク
-
この記事が気に入ったらチェック!
岩手の寒さが美味しくする冬の風物詩 寒干大根
ippin情報をお届けします!
Twitterをフォローする
Instagramをフォローする
Instagram
Instagram

キュレーター情報

ベリッシモ・フランチェスコ

料理研究家・タレント

ベリッシモ・フランチェスコ

ローマ(イタリア)出身。
現在は、イタリアと日本の文化の架け橋的な役割で活躍、多数レギュラー番組出演、クッキングショー、全国講演、トークショー、料理イベント、広告、雑誌など。開催する料理教室は満席の人気。
スーパーにある食材で作れる・簡単に出来るイタリアン、食材の「味」と作る人の「パッション」を活かしたレシピが好評。

次へ

前へ