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京都 城陽産の芋ようかん
昔から観光地として有名な京都ですが、「京野菜」や「宇治茶」が知れ渡ってからは、少しは農業のイメージも認知されてきているとは思います。
ですが、観光などで京都に来られた際に、京野菜や茶葉が作られているような畑を見かけられたことはありますでしょうか?あれだけ広く普及しているものの生産現場が全く見当たらないのは不思議ですよね。
それは多くが京都市外で生産されており、お寺などが集まる京都市内ではごく狭い範囲でのみ生産されているからです。
今回ご紹介するのも京都府南部の城陽市で作られている「寺田芋」と呼ばれるさつまいもを使用した、芋ようかんです。
城陽市というのはお茶で有名な宇治市よりさらに南に位置しており、また奈良県に近いことから京都市と奈良県の中間ということで「五里五里の里」(京都からも奈良から五里も距離)と呼ばれる場所です。
その城陽市で作られているのが「寺田芋」と呼ばれるさつまいもです。
城陽市を流れる木津川沿いで作られており、長年の川の氾濫などで培われた肥沃な泥地帯がさつまいもにたっぷりと養分を与えています。
農作物には基本的に栽培途中で水を減らしたりストレスを掛けたほうがより養分を必要とし美味しい作物が出来上がります。ですので、この粘土質の土壌の中たくましく育った寺田芋は、食べた瞬間その新鮮な芋の香りが口に広がります。
その寺田芋が創業百余年の松屋さんの技術により、より美味しく、よりしっとりと芋本来の味わいを損なうことなくようかんへと変身しています。
京都に来られることはあっても中々訪れることのない城陽市ですが、お取り寄せも可能ですので是非京都の産地直送の味をお楽しみください!
※掲載情報は 2015/10/26 時点のものとなります。
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キュレーター情報
ベジタブルフルーツアドバイザー
小坂洋平
1979年 京都市生まれ。立命館大学卒業。神戸の青果貿易会社にて勤務後、京都青果中央卸売市場にて取締役職を務め市場運営に携わる。
そのような経験から青果物、特に果物の現状に強い興味を持ち「食育」という観点から講演などを行い「産地」と「消費地」を結ぶ懸け橋となる活動に取り組む。
現在は京都の老舗フルーツパーラークリケットにて「楽しむ食」をいかに生活に取り入れ、人生の最後まで「食」を楽しむライフスタイルを提案。
日本野菜ソムリエ協会所属。