記事詳細
紹介している商品
海外でも注目される、今の時代の和菓子ユニット『ドライフルーツの羊羹』
ドライフルーツの羊羹は、北海道産の小豆と、沖縄の黒糖、ラム酒を練り上げた羊羹です。中に、ドライフルーツのいちじくといちご、くるみが丸ごと入っていて、切り分けるとアートのような美しい断面が現れ、まるでフランス料理のチョコレートテリーヌのような、モダンなスタイルになります。
『ドライフルーツの羊羹』という商品名から、餡と干し柿やあんず等の相性の良さを知る日本人としては、「きっと悪くない組み合わせだろう」というイメージはできるのですが、ひと口食べて、その空想で作った味との大きな違いに驚きます。
餡の滑らかさと、ラム酒の香りが想像以上に素晴らしく、和と洋が見事に融合した新しいお菓子だと気付くのです。海外でも人気を博したというのも納得の、和を超えたデザートとしての貫録を感じさせます。
作っているのは、2人の和菓子職人による創作和菓子ユニット。
「一瞬一粒に想いを込めて作る」という理念のもと、数多くの商品を売り出すのではなく、2人それぞれの自信作を2点に絞って作っているという事からも、商品に対する真心が伝わってきます。
このまま、コーヒーや紅茶で合わせていただくのはもちろん、和皿に1切れと、お抹茶で頂くのも素敵です。そして、クリームチーズと共にパンにのせて、赤ワインやウィスキーと合わせてもとても相性がいいのです。世界に向けて、日本の和菓子の可能性が広がりそうな、素敵な1品です。
※掲載情報は 2015/09/10 時点のものとなります。
- 12
キュレーター情報
管理栄養士・料理研究家
浦田深雪
管理栄養士・料理研究家 ル・コルドンブルーにて料理ディプロマを修得後、クッキングスクールの講師、外食産業のレシピ開発等を経て、 2004年に横浜にて、フレンチ・イタリアンをベースとしたお料理教室『ラ・ネージュグラッセ』を主宰。簡単で美味しくお洒落なメニューが好評。栄養学の知識を基にしたお惣菜などのレシピ開発、企業向けクッキングセミナーの講師など、幅広く活動中。