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『鴨場プディング』
『鴨場プディング』と聞いて、鴨の卵で作ったプリンかしら？？と、思ったのは私だけかもしれませんが、ネーミンングからして気にかかるこのプリン。
鴨場とは、伝統的な鴨猟を行う場所で、外交官や賓客にお出ししているプディングを、そのままテイクアウト用に商品化しているという、由緒正しいスイーツなのです。
まったりとコクがあり、ビロードのようになめらかで濃厚な風味は流石で、舌の肥えた要人を満足させる説得力があります。甘さは控えめですが、別添えのカラメルソースが絶妙なバランスで絡み合い、とてもリッチな味わいです。食べ終わった後も、味の余韻が残るので、贈り物にしても印象深いものにあると思います。
このプディングを作っているのは、日本の洋食文化を牽引してきた名門レストラン上野精養軒。上野精養軒は、鴨場での料理、接客も担当しているそうで、確かな技術と伝統の中で作られた一流の味。是非いちど味わってほしいと思います。
※掲載情報は 2017/07/08 時点のものとなります。
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キュレーター情報
管理栄養士・料理研究家
浦田深雪
管理栄養士・料理研究家 ル・コルドンブルーにて料理ディプロマを修得後、クッキングスクールの講師、外食産業のレシピ開発等を経て、 2004年に横浜にて、フレンチ・イタリアンをベースとしたお料理教室『ラ・ネージュグラッセ』を主宰。簡単で美味しくお洒落なメニューが好評。栄養学の知識を基にしたお惣菜などのレシピ開発、企業向けクッキングセミナーの講師など、幅広く活動中。
