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美術館の帰りに立ち寄るカフェでお麩タイム
ミッドタウンにあるサントリー美術館の帰りに立ち寄るのが、併設されているカフェ。こちらは、慶応元年に創業という金沢の老舗、加賀麩不室屋さんのお麩料理やお麩を使ったスイーツが食べられるカフェになっています。
お麩を使ったあんみつやパフェといった見た目も華やかなスイーツもとても魅力的なのですが、私がオーダーする定番は「棒茶とおやつ麩のセット」。おやつ麩は、お麩を揚げたものにメープルシロップで風味付けがされています。見た目は素朴ですが、やめられない!とまらない!の美味しさがあります。シンプルなものほどリピートしたい魅力があるものです。
棒茶(金沢の番茶)とともに一口サイズのおやつ麩を頬張りながら、美術鑑賞の余韻に浸ったり、心地よいOff Time(お麩タイム)を過ごします。
日本の昔ながらの食べ物、お麩に注目!
お麩といえば、お吸い物の中に入っている脇役というイメージなのですが、その栄養価は素晴らしく、しかも消化のよい低カロリーフードなのだそうです。
小麦粉由来の植物性たんぱく質(グルテンフリーな方にはおすすめはできませんが)のほかに、ナトリウム、カリウム、カルシウム、マグネシウム、リン、鉄、亜鉛などのミネラル成分にも富んでおり、脂質をほとんど含まないという嬉しい食べ物なんです。
もともとは仏教伝来とともに中国から伝わり、肉食が禁じられている僧侶が食べる食物として広まったそうです。
そういえば、離乳食や病院でのお食事にもお麩がでてきたような記憶があります。栄養価が高いのに消化がいい食べ物だったからだったのですね。
加賀麩不室屋のおやつ麩は主役な一品
おやつ麩は、イメージ的には脇役なお麩を主役にしてしまった美味しい一品です!
揚げた香ばしさとカリカリッ、サクサクッとした食感、さらっとしたメープルシロップのほのかな甘みが楽しめます。大きさもちょうどいい一口サイズで、私のような食いしん坊には、いくつでもいけちゃう危険さもはらんでいます。
お土産用に「ふ」というひらがながくりぬかれたかわいらしい箱に入ったおやつ麩も売られています。食べだしたら止まらないタイプの方に、1箱がちょうどいい食べきりサイズです。3個セットで税込778円。
フレーバーは、全3種類あって、メープルシロップのほかにカレー味、チーズ味があります。カレー味やチーズ味は、グリーンサラダのトッピングやお酒のおつまみにもいいかもしれません。
注:サントリー美術館併設カフェは、美術館に入館しなくても中に入れます。また、「おやつ麩」は、大手百貨店の一部、また加賀麩不室屋さんのオンラインショップでも購入できます。
※掲載情報は 2015/08/22 時点のものとなります。
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キュレーター情報
サロン道(C)研究家
ローズ麻生育子
有限会社ハッピーキューブス代表、サロネーゼカフェ(C)プロデューサー。
東京・世田谷生まれ。
青山学院大学フランス文学科卒業後、ラフォーレ・ミュージアムの企画室にて、コーディネーターとして、アートを中心としたイベントの企画、運営に携わる。
その後、子育ての傍ら京都造形芸術大学建築学科で学び、2級建築士の資格を取得。
2006年に起業後は女性のキャリア・生き方をサポートするイベントやセミナーの企画運営、企業のPR&ブランディングなども手がける。
2012年、3月6日を自宅を活用して教室などを開く女性(=サロネーゼ)を応援する「サロネーゼの日」として記念日に制定し、サロネーゼのコミュニティ「サロネーゼカフェ@」の運営を開始。