噛みしめて美味しいスモークオイルサーディン

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燻蒸香にうっとり

噛みしめて美味しいスモークオイルサーディン

オイルサーディン缶は歴史が古い。日本で初めて作られた缶詰もオイルサーディンである(1871年・明治4年のこと)。

 

マイワシやカタクチイワシをさばき、塩味をつけ、軽く干してから油で煮るのがオイルサーディン。缶詰の場合は、イワシと油を缶に詰め、密封してから加熱することで殺菌が行われる。だから長期間、常温のまま保存ができるわけだ。

 

イワシは世界の海に生息するので、オイルサーディンも様々な国で作られている。美味しいオイルサーディンの条件は何よりもイワシの鮮度。だから、工場はイワシの水揚げがある漁港近くに置かれている。その上で、イワシの大きさや脂の乗りかた、使う油の種類、塩分濃度などでそれぞれ個性が出てくる。

 

今回オススメしたいのは、缶に詰める前に強めの燻製を施した「ネプチューン・スモークオイルサーディン」というもの。ポーランド製で、昨年から輸入が始まったニューフェイスであります。

 

噛みしめて美味しいスモークオイルサーディン

このオイルサーディンは、まず開缶したときに驚きがある。燻蒸香が豊かに立ち昇り、まるで焚き火をしているような気分になるのだ。

 

魚種はスプラットという種類で、マイワシでもカタクチイワシでもない。脂の乗りが少なく、青魚特有の匂いがイワシより穏やか。だからあっさりとして食べやすいのだが、これを強めの燻製にしているのが特徴だ。煙で燻しているあいだに水分と脂分が抜けて味が凝縮され、しっかりとした噛み応えも備わって、実にウマい。噛めば噛むほどスプラットの滋味が湧き出し、それが終始、豊かな燻蒸香に包まれているという至福のオイルサーディンであります。

 

パンと一緒に食べるなら、ライ麦パンなどの風味の強いものがよく合う。クリームチーズを塗ればモアベター。あとは好みのチーズにピクルス、エールビールでもあれば、質素ながら心温まる食事になるだろう。

紹介しているお店
ウイルボー(輸入元:三幸貿易)

※掲載情報は 2015/07/15 時点のものとなります。

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黒川勇人

缶詰博士

黒川勇人

昭和41年福島県生まれ。平成16年から世界の缶詰を紹介する『缶詰blog』を執筆。缶詰に精通していることから"缶詰博士"と呼ばれ、TVやラジオ、新聞など各種メディアで活躍中。国内外の缶詰メーカーを訪れ、開発に至る経緯や、製造に対する現場の“思い”まで取材するのが特徴。そのため独自の視点から缶詰の魅力を引き出し、紹介している。
著書は『おつまみ缶詰酒場』(アスキー新書)、『缶詰博士・黒川勇人の缶詰本』(タツミムック)、『缶づめ寿司』(ビーナイス)、『日本全国ローカル缶詰 驚きの逸品36』(講談社プラスアルファ新書)『缶詰博士が選ぶ!「レジェンド缶詰」究極の逸品36』(講談社プラスアルファ新書)、『安い!早い!だけどとてつもなく旨い! 缶たん料理100』(講談社)など。小曽根マネージメントプロ所属。
お問い合わせ Mail:k-k@kosone-mp.com

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