雨の日こそしっとり京散歩!散策途中に立ち寄りたい名店の京土産8選

雨の日こそしっとり京散歩!散策途中に立ち寄りたい名店の京土産8選

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風情ある雰囲気に包まれる、雨の京都。わずらわしいはずの雨模様がしっとりとした情景を作り出し、いつもは混雑している名所も雨のおかげでゆったりと巡れることも。とはいえ、やはり足の重くなるこの時期の京都散策。出かけ先にもうひとつ楽しみがあると足取りも軽くなりますよね。ここでは名所近くにある京都の名店をご紹介します。この時期にしか味わえない、雨景色とともにお楽しみください。

1:【京都市北区】禅寺の門前で出会う「紫野和久傳」の職人の品格ある和菓子

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金閣寺より東へ約2km、塔頭である高桐院の境内には細川忠興とその妻・ガラシャが眠り、京都五山のひとつに数えられる禅寺の大徳寺。千利休ゆかりの地としても有名です。

 

大徳寺参拝の帰りに立ち寄りたいのが、その門前に本店を構える京和菓子の名店『紫野和久傳』。2014年に新商品として登場した「笹わらび」は、フードアナリストの谷口さんが食べた人は必ず虜になると絶賛する逸品。ひんやりとぅるんとした食感はこれからの季節にもぴったりですね。

2:【京都市左京区】三千院の参道で作られる「志ば久」の伝統の京漬け物

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京都市内から30分ほどの距離にある京都大原三千院。奥の院があじさいに彩られ、苔むした庭が雨でつややかに輝くこの時期は、一年で最もおすすめの季節かもしれません。

 

そんな三千院の参道に佇む漬け物の名店『志ば久』から、自家栽培の赤紫蘇で作るしば漬け「赤志ば」を紹介してくれたのは、レストランオーナーシェフの佐藤さん。赤紫蘇ができる7月から8月上旬の間に年間分の漬け込みが行われるという「赤志ば」のなかでも、漬けてから2週間の時期にのみしか食べられない“新漬”がもうすぐ狙い目です。

4:【京都市左京区】南禅寺畔の老舗「瓢亭」による品位あるせんべい

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紅葉の名所として知られる南禅寺ですが、青もみじの時期も格別です。南禅寺の境内にある疎水沿いの風景をお気に入りのひとつに挙げたのは、料理写真家の今清水さん。

 

その南禅寺畔で約400年前に茶屋として創業した京料理最高峰の料亭『瓢亭』の、小さなひょうたん型の「鶉(うずら)せんべい」もまた、古くから贔屓にしている逸品なのだそう。味わいはもとより、南禅寺三門が描かれた包装紙も含め、絶妙な品位を醸し出している手土産は、大切な方へ感謝の気持ちを贈りたいときにぴったりなのだとか。

4:【京都市中京区】下御霊神社の名水で淹れたい「一保堂茶舗」の京番茶

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御所の南東角にある下御霊神社。京都の御霊信仰の中心である神社は、名水の地としても親しまれています。毎日汲みに通う人も多い御香水は、クセのないやわらかな味わい。

 

下御霊神社と同じ寺町通りにあるのが享保年間(1717年)創業の一保堂茶舗。ここの「いり番茶」は好き嫌いがはっきり分かれる、独特のスモーキーで香ばしい風味。大のお茶飲みという音楽家の大沢さんは、飲み物ライフに一石を投じる存在と賞賛しています。せっかくなら下御霊神社で汲んだ水で淹れて飲んでみたいですね。

5:【京都市左京区】詩仙堂のように静かな時が流れる「マモン・エ・フィーユ」のケーキ

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銀閣寺より北に約3km。詩仙の間から静かに眺める、清らかな白砂と洗練された庭園があまりにも有名な京都詩仙堂。日本初めてししおどしが作られたことでも知られています。

 

詩仙堂のある一乗寺には、毎週日曜日のみ焼肉屋さんの店先を借りて販売される珍しい焼菓子店があります。そのお店『マモン・エ・フィーユ』で、スイーツコーディネーターの松本さんがとくにおすすめという「熟成ケーキ」は、一週間後、二週間後、一ヶ月後と、刻々と深く変化していく味わいを楽しむ逸品です。その気になるお味とは?

6:【京都市上京区】御所散策のおともは老舗「澤井醤油店」の醤油が香る飴

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京都の中心に鎮座する京都御所。江戸時代まで多くの公家屋敷が並んだ広大な敷地には、歴史ある建物や庭園が点在します。葵祭や時代祭りはここが出発地となります。

 

御所から徒歩5分の老舗醤油蔵から、変わり種を紹介してくれたのは醤油のエキスパートの高橋さん。『澤井醤油店』は国産の原料と昔ながらの手法や道具で、明治16年頃から現在の場所で醤油づくりを手がけているのだそう。「ほのかに醤油の飴」はその名の通り、ふわりと醤油が香る懐かしい味わい。老舗の味を頬張りながら、御所散策に出かけてみては?

8:【京都市東山区】祇園めぐりの締めにふさわしい料亭「なかがわ」の味

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祇園や花見小路からすぐの建仁寺は、白砂を敷きつめた枯山水庭園が美しい京都初の禅寺。苔むした庭が雨でつややかに映える梅雨時にこそ訪れたい場所のひとつ。

 

花見小路、建仁寺と京都らしい情緒ある景色を歩いた帰りには、京都の料亭の味わいを堪能しませんか? 食空間プロデューサーの戸口さんのイチオシが、ちりめん山椒の専門店『なかがわ』が手がける「たけのこの山椒煮」。京料亭の若炊淡口味をベースにピリッと山椒が効き、ごはんのおともにはもちろん、肴[作成者1] としても箸が進む逸品です。


 [作成者1]「肴」は「酒のつまみ」という意味なので、「酒の」は重複しています。

8:【京都市東山区】古き良きねねの道に佇む「La pstisserie des reves」のフランス菓子

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亡き夫、豊臣秀吉を弔うため、ねねが建立した高台寺。その西側に通るねねの道とともに、一大観光スポットになっています。古き町並みに並ぶ様々なお店に立ち寄りながら歩くのも楽しいエリアです。


その中の一角に佇む、フランス・パリで今最も注目を浴びているパティスリー「La pstisserie des reves」は、スイーツコンシェルジュの佐藤さんが京都で必ず立ち寄ってとおすすめするお店のひとつ。パリ新聞で“パリ一番”と絶賛されたフランス伝統菓子「パリブレスト」はもちろん、塩味でざくざくした食感の「サブレブルトン」が絶品なのだとか。フランス菓子を片手に京めぐりも楽しそうですね!

※掲載情報は 2015/06/21 時点のものとなります。

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