京都で15代、超老舗料亭の手土産「鶉せんべい」

京都で15代、超老舗料亭の手土産「鶉せんべい」

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大切な方への、さり気ないご挨拶に。

私が京都で好きな場所の一つに、東山あたりの「疎水沿いの風景」があります。一時期この疎水沿いの宿に泊まり、南禅寺前の文化会館での催しのためによく通ったものでした。毎朝、宿から現場までつらつら歩いていると、建仁寺垣の向こうに瓢箪の絵がヒラヒラと風に揺れています。 京都南禅寺畔で約400年前に茶屋として創業した、京料理最高峰の料亭「瓢亭」さん。あまり大げさにしたくはないけれど、大切な方へ感謝の気持ちを贈りたい、という時にピッタリなのが、この「瓢亭」さんの「鶉(うずら)せんべい」です。現当主、高橋英一氏のご長男、各種メディアでもご活躍の義弘氏で15代目に当たる超老舗ですので、その重みが違います。

京都で15代、超老舗料亭の手土産「鶉せんべい」

それでいて手に取ってみると、このような小さな瓢箪型でとっても愛らしいのです。栞によれば日本料理には欠かせない、美味しい小鳥である「鶉」の身を細かくすりつぶし、白味噌・赤味噌と共に焚き上げた「うずら味噌」をからませているそう。一口含むと、ほんのり味噌が香り、しかし全く塩辛くない上品なお味です。

京都で15代、超老舗料亭の手土産「鶉せんべい」

油紙の下にくるまれた包装紙には、重要文化財である南禅寺三門が描かれ、これまた絶妙な品位を醸し出しています。大げさかもしれませんが、贈る人、いただく人の心を映し出す鏡のような手土産の一つではないでしょうか。

※掲載情報は 2015/04/13 時点のものとなります。

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キュレーター情報

今清水隆宏

料理写真家

今清水隆宏

1965年、東京都生まれ。東京造形大学卒業。1988年よりフリーランスフォトグラファーとして独立。
以後、国内・海外、料理研究家・シェフを問わず主に雑誌、料理レシピ、レストランなどの料理およびその周辺の撮影、書籍企画等を担当。他、百貨店等各種カルチャースクール、地方自治体等にて「料理写真講座」の講師、講演等でも活動。社団法人日本広告写真家協会会員。

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