日本ワインを飴蜜の薄衣で包みこんだ可愛いボンボン

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“可愛いボンボンあめ”がリリースされました!
あめ一筋に歩んできた老舗『榮太樓總本鋪』が、2007年に新しいあめの表現を目指して誕生させた『あめやえいたろう』と、山梨県勝沼町の『白百合醸造株式会社』のコラボレーションによる『A・しずく ボンボンあめ 日本ワイン 白百合醸造(価格1,836円)』です。

 

プロジェクトは昨夏からスタートし、製品開発は両社の女性陣が担当しました。
あめやえいたろうでは、すでに仏ボルドー産の白ワインと赤ワインを使った『ボンボンあめA・しずく』を発売しているので、今回は白百合醸造の当主夫人、内田由美子専務と醸造責任者の土橋敏子さんが参画し、白ワイン4種類、赤ワイン5種類の試作品を味見し、試行錯誤を繰り返しました。内田専務や土橋さんは「どのワインにするかという選択が一番難しかった」とおっしゃっていました。そのような経過から生まれた製品は、ぶどうの絵柄が描かれた真っ白でお洒落なパッケージにも女性目線が行き届いており、完成度の高さを感じます!

日本ワインを飴蜜の薄衣で包みこんだ可愛いボンボン

手のひらに乗せると、淡雪のようにとけてしまいそうな愛らしさ。
舌の上で静かに転がしてみると、見かけよりもしっかりしていることがわかります。その後、しばらくすると、薄衣がサクッと割れて、ふんわりとワインの香りとあめの甘さ。ザクっとした砂糖菓子の歯ごたえを感じてフィニッシュ。味わいが何層にもなって楽しめます!

 

高温の状態で、鍋で丹念に炊きあげてできる有平糖(あるへいとう/江戸時代に伝来した南蛮菓子のひとつ)は、口溶けもなめらかで品の良い甘さが魅力。その有平糖をベースにした“あめみつ”に加えたワインは、赤が『ロリアン マスカット・ベーリーA樽熟成2017』、白が『ロリアン 甲州 Vigne de Nakagawa 2017』です。

日本ワインを飴蜜の薄衣で包みこんだ可愛いボンボン

白百合醸造のワインは国内外での受賞も多く、限定1846本の『ロリアン マスカット・ベーリーA樽熟成2017』は、『日本で飲もう最高のワイン2018』で専門家はプラチナメダル、愛好家はゴールドメダルに選んだ逸品(完売)。オーク樽で6ヶ月熟成させたワインで、カシスやいちごの香り、芯のあるマイルドな酸味、きめ細かなタンニンが見事に調和。ボンボンあめが口のなかで割れた瞬間感じるベリー系果実の甘さは好印象です。

 

限定3476本の『ロリアン 甲州 Vigne de Nakagawa 2017』は白百合醸造の醸造責任者土橋さんが最も信頼している剪定名人が手塩にかけている甲州で、収穫は通常より少し早目。颯爽とした酸味、果皮由来のビター感があり、ボンボンあめと合せると、ワインの香りがほんのりと漂い、より酸味が際立ちます。

 

マスカット・ベーリーAも甲州も、OIV(国際ブドウ・ワイン機構)で品種登録されているので、EU諸国に輸出・販売できるワインです。ボンボンあめで、新たな日本の魅力発信できれば嬉しいことです。
『A・しずく ボンボンあめ 日本ワイン 白百合醸造』は、あめやえいたろうの直営店『伊勢丹新宿店』と『銀座三越』で販売されています。

※掲載情報は 2019/03/24 時点のものとなります。

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キュレーター情報

青木冨美子

ワインジャーナリスト

青木冨美子

NHK、洋酒メーカーを経て、現在フリーランス・ワインジャーナリスト。(一社)日本ソムリエ協会前理事、機関誌『Sommelier』前編集長。17世紀、3つのコトー(丘陵斜面)で造るシャンパンの愛好家によって組織された「オルドル・デ・コトー」が起源の由緒ある団体『シャンパーニュ騎士団』から2009年5月シュヴァリエ(騎士)受章、2012年5月には、オフィシエ(将校)受章。2013年4月オーストラリアワイン名誉スペシャリスト受賞、ワイン本の執筆や監修、企業向けのワイン講師。『NHK文化センター青山校』、『ホテルオークラ ワインアカデミー』専任講師。Facebook『ワインのこころ Non Solo Vino版』でワイン情報発信中。著書に『おいしい映画でワイン・レッスン(講談社)』、『映画でワイン・レッスン(エイ出版)』監修『今日にぴったりのワイン(ナツメ社)』ほか。

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