記事詳細
紹介している商品
栗がなくなり次第終了!秋冬のご褒美に顔もココロもほころぶ
世田谷区中町に店舗を構える和栗専門店「くりはち」さん。毎年、9月末からしか開かない季節限定のお店。栗の為にお店を開けて、栗がなくなったらお店を閉める。その年の状況により開店している期間は若干異なるものの、ここ数年は概ね10月から2月限定のお店です。出会いはこのお店の近くに住む友人からの紹介でしたが、初めていただいて以来、和栗の美味しさにすっかり魅了され、毎年秋の到来と共に秋冬の間はせっせと足を運んでおります。ただ、店舗で販売する栗は朝仕込んだものが売切れたら終わり。どの駅からも結構な距離にあるお店に足を運んで、さあ買おう!と思った時に売り切れということも大いにあるお店なので、訪れる時には予めお電話を入れるようにしています。やっぱり美味しいものを手に入れるにはひと手間は惜しめません。自分の食いしん坊ぶりには我ながら驚いてしまいます。
和栗専門店の「くりはち」だけに、ここのお店に足を運ぶ大きな楽しみは「今日はどこのどんな栗かしら?」と胸を膨らませること。ここで販売される和栗は全国でも珍しい和栗というだけなく、その全てが無燻蒸(収穫後・虫などを殺すために強い薬で殺虫していない)の栗であること、安心していただける貴重で希少な和栗のやきぐり。こんな珍しい栗なものだから、毎回色んな和栗にありつけることだけでも喜びを感じます。
「くりはち」のやきぐりは袋入りで、お値段も産地によって変わりますし、その大きさや数量も変わります。昨年食べられて好きだったものを翌年食べようとしてもタイミングを逃すといただけないこともあって、そんなドキドキも味わっています。そんな訳で、やっとこさ手に入れた和栗を自宅まで持ち帰り、紙袋をそっと開けて和栗を味わう時間たるや、毎年秋冬になくてはならない贅沢で至福の時間となっています。
ちなみに今回、お写真を撮る際に購入した焼き栗は宮崎県の「須木栗」。和栗の中ではブランド中のブランドで入荷数が非常に少ないそうで、これに出会えた年はラッキー。今年はたまたまタイミングが合い、購入出来たので1粒1粒味わいながら、いちいちオーバーリアクションでいただきました。ちなみに何年も通っていますが、未だ全ての和栗を制覇できておりません。
和栗にこんな楽しみがあったとは本当に目からウロコです。ほくほくしているもの、甘いもの、すごく大粒のもの、ねっとりしたもの。栗と言ってもこんなに味にバリエーションがあるのですから楽しくない訳がない。しかも ただ焼いただけで添加物も保存剤もない。余計なものは入っていない分、賞味期限も短いけれど、そんなシンプルだからこそ和栗本来の違いが顕著に味わいにでるのかもしれませんね。
催事でデパートに出店することもありますので、お店に足を運ばなくても偶然「くりはち」さんに出会うこともあるかもしれません。この冬のご褒美に……是非「くりはち」の焼き栗をご賞味ください
※掲載情報は 2018/11/13 時点のものとなります。
- 20
キュレーター情報
茶ムリエ/メンタルコーチ
宮原昌子
綜合商社勤務を経て結婚。上海に住んだことをきっかけに、上海で中医学・中国茶を学び、飲むこと・食べることが毎日を健康で楽しく過ごすことになると実感。
帰国後、中国茶専門店にて通訳・バイヤー・コーディネート等を手掛け、2004年より茶ムリエとして活動。自宅サロン主宰・企業や団体へのセミナー講師・雑誌やテレビ等の茶の監修・執筆業など多岐にわたり活動後、広州へ転居、華南農業大学茶学部の聴講生となる。
帰国後、クリニックに勤務、心のケアを実動で学び、心理学・コーチングを学ぶ。中医学と茶の理論に加え、心理学とコーチングを掛け合わせた独自のメソッドで、自己治癒力を高める方法・セルフケアのアドバイスを行うと共に、体質にあった茶の選び方を提案している。悩みを明確に整理し、本当にやりたいことの目標・プロセス設定で目標達成をサポートするコーチングセッションは、自信を持って自分らしく生きていけると好評
上海医薬大学 推拿科卒業
中国労働省和社会保障部公認資格 高級茶藝師・評茶師
銀座コーチングスクール GCS認定コーチ
監修本:別冊Lightning vol.53「ペットボトルのお茶の本」 枻出版社