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全てのお菓子にマッチする優しく深いキャラメルテイスト
2014年4月、神戸・元町に待望のオープンを果たした『パティスリー アキト』さん。
オーナーシェフの田中哲人さんは、神戸ポートピアホテル、ホテル阪急インターナショナルを経て、ホテルピエナ神戸 菓子Sパトリーへ。
2004年にご自分の代名詞ともいえるミルキッシュジャムを開発し、ブルータスのお取り寄せランキングジャム部門でグランプリを獲得された方です。
6年連続モンドセレクションで金賞も獲得したこの「ミルクジャム」は、今でもその味は変わらず『パティスリー アキト』に引き継がれ、大人気を博しています。
店頭に並ぶミルクジャム＆フルーツ系コンフィチュールは10種類以上。
1本で2度美味しく（2種類のフレーバーを楽しめ）ポートタワー型のオリジナルボトル入りの2層構造のジャムは、神戸土産にもぴったり！
試食コーナーも設けられているので、テイスティングをして、自分好みのフレーバーを探してから購入できるのも嬉しいですね。
お味見用にプチサイズの瓶も用意されています。
この「ミルクジャム」は、様々なコンフィチュールやプティガトーの材料にも使われていて、田中シェフの思い入れとこだわりが詰まった『パティスリーアキト』のすべての原点とも言える存在。
淡路島の牛乳と砂糖、練乳を銅鍋で約2時間じっくりと煮詰めて作られています。
芳醇な乳の香りが特徴で、やわらかいキャラメルのような優しく深い味わい。
保存料や着色料は一切使われておらず、すべての工程が手作業で行われています。
配合も作り方も、いたってシンプル。
でもだからこそ、配合の微妙なバランスや火加減の調整、炊き上がりの見極めなど、職人的な感覚、技術が問われる一品でもあるのです。
普通にパンに塗ったり、アイスクリームやヨーグルトにかけていただいてももちろん美味しいんですが、田中シェフのお薦めは、山食パンにミルキッシュジャムを塗り、バナナを並べ、シナモンひと振りしてホットサンドにする食べ方。
ご自宅でお菓子を作られる方は、アップルパイに入れるリンゴに絡めると、一気にお店の味に変身しちゃいますよ。
色々なフレーバーがあり、常温でも温めても美味しいので、愉しみ方は無限大にありますね！
「ミルクジャム」七変化！
様々なプティガトーのパーツやアクセントとして使われているミルクジャムですが、中でもその味わいがしっかりと感じられ、ネーミングにまで使われているお薦めのプティガトーが「MJM（ミルクジャムモンブラン）」
土台はオレンジのゼスト入りのダックワーズ。くぼみにミルクジャムを絞り、ヴァニラ風味のシャンティ、渋皮栗。フランス サバトン社のマロンペーストとミルクジャムを合わせたクリーム、TOPに蒸し栗をオン。ほのかにラム酒の香りを纏わせて。
マロンペーストは、フランスの栗の名産地として名高いアルデッシュ地方で採れるAOCシャテーニュだけを使用して作られたペーストを使用。
アルデッシュ産シャテーニュは、栗本来の味わいと香りがしっかりとしているので、「栗」がダイレクトに伝わってくる濃厚なテイストに仕上げられています。少しまろやかにするためのミルクジャムが名脇役に！
田中シェフがホテルにいた時よりも、ミルク感の強いテイストに仕上げられているという現在の「ミルクジャム」。自由な発想が出来るのがケーキ。組み合わせやバランスなど、いろいろな表現を試しめると新境地をどんどん切り拓いていらっしゃる田中シェフ。そんなケーキはお店に足を運ばなければ味わえませんが、様々なフレーバーのミルクジャムはお取り寄せも可能です！
ぜひご自宅で、自分流の色々なアレンジを愉しんでみてください。いつもの食卓がワンランクアップすること間違いなしです！
※掲載情報は 2014/12/26 時点のものとなります。
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キュレーター情報
スイーツコーディネーター
松本由紀子
スイーツコーディネーター＆ライター。
一般雑誌、菓子専門誌、TV、ラジオ、webサイトと多岐にわたり、ライター＆コメンテーターとしてスイーツ情報を発信。スイーツ関連メーカーのコンサルティングを務め、商品開発、コラボ商品の企画、マーケティングに携わる。スイーツ講座（定期／単発）の講師も務める。
10名のパティシエの珠玉の一品！を集約したDVD 『Sweets美術館』をプロデュース＆出演。
http://www.amazon.co.jp/Sweets美術館-2012-松本由紀子/dp/B00BPJSFF2
百貨店催事やイベントをプロデュースし、「スイーツコーディネーター松本由紀子セレクション」なる冠催事を展開。
＊2012年11月～：フランスフェアー@JR大阪三越伊勢丹
＊2014年2月：サロン・デュ・ショコラ@JR大阪三越伊勢丹
＊2015年2月：アムール・デュ・ショコラ@大阪高島屋
＊2015年10月～：松本由紀子セレクション@阪急うめだ本店
ORIGINE KOBEの広報を務める。
http://r.gnavi.co.jp/ippin/article-2060/
