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リゾートホテルのバーでゆったりご当地焼酎を楽しむ
九州はグルメの宝庫。ホテルライフではグルメも楽しみのひとつであるが、辛党にとってはお酒も必須だ。九州のお酒といえば真っ先に思い浮かぶのが「焼酎」。各地に醸造所がありご当地にフィーチャーした逸品を生み出しており、ホテルでも楽しむことができる。
東京でも見かけることが多い焼酎のひとつが「本格米焼酎(球磨焼酎)白岳(はくたけ)」。白岳の高級ブランドである「白岳 しろ」といえば、馴染みの方も多いのではないだろうか。熊本県人吉市に本社を置く高橋酒造株式会社の製品だ。
熊本県とはいえ福岡県境に近いロケーション。福岡空港からのアクセスも良好な「リゾート&スパ ホテルセキア」は、白岳 しろのイベントなども催されるリゾートホテル。緑豊かな丘の上に広がる南欧のリゾートというイメージだが、屋外プールや温泉を地元の方々が楽しむ光景も広がるご当地リゾートホテルでもある。
そんなホテルセキアで白岳 しろを是非楽しみたい。定番のしろをはじめ、蒸留後にアメリカンホワイト樽、コニャック樽、シェリー樽で熟成させたものをブレンドした「謹醸しろ(通称「金しろ」)」、低温長時間発酵(いわゆる「吟醸造り」)により発酵したものを蒸留した「吟麗しろ(通称「銀しろ」)」など、ご当地リゾートホテルならではの焼酎が楽しめる。
金しろは熟成、隠し蔵出しブレンドで、ロック、ハイボールにおすすめ。銀しろは麗しの吟醸香。ロック、水割もおすすめ。定番のしろも含め、いずれも自家製培養酵母、減圧蒸留法、二段仕込み。厳選したおいしいお米を使用し、水はミネラル分を豊富に含んだ人吉盆地の清らかなきれいな水で造られた本格米焼酎だ。
ホテル2Fの「スナックバー 雲海」でリラックスした雰囲気の中で楽しめば味わいもひとしお、お土産テイクアウト必至だ。リゾートホテルステイの思い出と共に持ち帰る九州の味わい。自宅に帰っても熊本が楽しめるなんて贅沢。
しろは、2006年インターナショナル・ワイン・アンド・スピリッツ・コンペティション (IWSC) のスピリッツ部門で銀賞を受賞しているが、ワールドクラスとはいえそこには九州・熊本が息づいている。ご当地リゾートホテルで味わうご当地焼酎。旅の魅力はグルメ、そしてお酒に宿る。
※掲載情報は 2017/09/29 時点のものとなります。
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キュレーター情報
ホテル評論家 旅行作家
瀧澤信秋
ホテル評論家、旅行作家。All About公式ホテルガイド。ホテル情報専門サイトHotelers編集長。日本旅行作家協会会員。日本を代表するホテル評論家として、利用者目線やコストパフォーマンスを重視する取材を徹底。その忌憚なきホテル評論には定評がある。フィールドは、ホテルステイからホテルグルメ、ホテルにまつわる社会問題までと幅広い。テレビやラジオ、雑誌などへの露出も数えきれず、業界専門誌への連載も手がけるなどメディアからの信頼も厚い。また、旅行作家としても旅のエッセイなど多数発表、ファンも多い。2014年は365日毎日異なるホテルへチェックインし続ける365日365ホテルを実践中。「365日365ホテル 上」(マガジンハウス)として上半期のホテル旅の記録をホテルガイドも兼ねて上梓した。著書に「ホテルに騙されるな!プロが教える絶対失敗しない選び方」(光文社新書)などがある。