まるでスイーツ。自然な甘味たっぷりの、和歌山名産の「あんぽ柿」

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実は和歌山県が柿の生産量が日本一だった

まるでスイーツ。自然な甘味たっぷりの、和歌山名産の「あんぽ柿」

和歌山の名物というと何を思い浮かべるでしょう?醤油も歴史が古いですし、ラーメンなどの料理系も人気です。紀州備長炭も有名ですね。では、食材は?と聞かれると、真っ先に思い起こすのが紀州南高梅に代表される梅でしょうか?他にも柑橘系、特にみかんは数十種類が栽培されていたり。他にもあるんです。例えば柿。というよりも柿の生産量は和歌山県が日本一なんです。そんな柿ですが、甘柿と渋柿があるのは周知のとおり。新鮮な、採りたての甘柿の美味しさも良いですが、僕的には熟成させた渋柿の美味しさにも惹かれます。特に、「あんぽ柿」。これは通常の干し柿ではなく、吊るして干す際に、硫黄に火をつけて燻製にしたもの。きっちりと干すのではなく、敢えて中がしっとりとした感じで仕上げるために、甘味がより活きるのですね。

ぎゅっと詰まった質感に、はちみつのような甘味

まるでスイーツ。自然な甘味たっぷりの、和歌山名産の「あんぽ柿」

そんな「あんぽ柿」は和歌山産も数多く出回っていますが、美味しさと価格を考慮して、いわゆるコストパフォーマンス(コスパ)を重視した結果、行きついたのが『オカザキ紀芳庵』から販売されているタイプ。製造者は、かつらぎ町の『西浦青果』です。大ぶりで、持った瞬間にズシっとくるような「あんぽ柿」。そっとナイフを入れれば、なかなかの弾力というかぎゅっと詰まった質感が伝わってきます。そして、まさにねっとり。干し柿が乾燥した硬さ重視だとすれば、こちらはドライフルーツの範疇ではありますが、まるでケーキというかジャムの延長線上のようなねっとり感。味も、保存料や着色料、化学調味料などの合成添加物不使用なので、もう、自然の甘み、それもぎゅっと濃縮したような甘味が楽しめます。甘さの方向性もまさに自然。白糖というよりはちみつに近い甘味に驚くのです!

 

※掲載情報は 2019/03/19 時点のものとなります。

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キュレーター情報

はんつ遠藤

フードジャーナリスト

はんつ遠藤

東京在住。早稲田大学教育学部卒業。海外旅行雑誌のライターを経て、テレビや雑誌、書籍などでの飲食店紹介や、飲食店プロデュースなどを行うフードジャーナリストに。ライターとして執筆、カメラマンとして撮影の両方をひとりでこなし、取材軒数は8000軒を超える。全国のご当地グルメの知識と経験を活かし、ナムコのフードテーマパーク事業にも協力し、現在、東京・大手町のご当地やきとりテイスティングパーク「全や連総本店 東京」の名誉館長も務める。『日経トレンディ』にてトレンドリーダーにも選出。「週刊大衆」「JAL(Web)」などに連載中。また近年は料理研究家としてTVラジオ雑誌などで創作レシピを紹介している。著書は『はんつ遠藤のうどんマップ東京・神奈川・埼玉・千葉』(幹書房)、『おうちラーメンかんたんレシピ30』『おうち丼ぶりかんたんレシピ30』『全国ご当地やきとり紀行』など25冊。

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