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ビタミンパワーで暑い夏も乗り切れる フルーツインティー
昨年に引き続き、楽しみにしていた、リプトンの期間限定Fruits in Tea専門店が、今年も表参道にオープン。連日行列ができております。今年はバージョンアップして40,000通りの組み合わせから自由にカスタマイズできるようになっていて、表参道界隈に出かける時はマイボトルを持ち歩いてはお店に立ち寄っては毎回違うカスタマイズを楽しんでおります。
もともと、紅茶にフルーツをいれていただくフルーツティーは大好き。多くの紅茶ファンも魅了するポットフルーツティー講座は、いつ開催しても不動の人気を誇る紅茶のアレンジレシピの1つ。とくに秋冬の乾燥した時期に、ガラスの器で丁寧に淹れたホットフルーツティーは格別の美味しさで私の定番のアレンジティーなのです。ただ、冷えたフルーツティーはおいしくいただけても、それを積極的にアイスでアレンジする楽しみを追求したことは、今までしたことがなかったのです。
そんな常識や概念をよい意味でひっくり返してくれたのが、昨年オープンした期間限定ショップの存在でした。実はそこまで期待せず最初の一杯をいただいたのですが、フルーツティーがアイスになっても、こんなに美味しく、楽しいものだったなんてと一瞬にしてすっかり虜になったワタクシ、お店に行かない日は、自分で好きなフルーツなどをカスタマイズして、夏の間自宅の冷蔵庫にボトルが並んでおります。
こちらのショップの楽しいところは 自分であれこれ揃えなくても行くだけで40,000通りもの組み合わせが叶うこと。自宅でもマイカスタマイズは楽しんでいますがやはり限界があるというもの。食材も傷みやすい時期ですし、ショップの存在は非常に大きいです。
また、カスタマイズし始めると、悩んで決めきれない方にも、スペシャルメニューが用意されていまして、ショップお勧めの限定メニューがあります。ビューティーストロベリーアロエ、リカバリーラズベリーオーギョーチ、オアシスライチカラータピオカの3種類が用意されています。何を選んでよいか決めきれないという方はこの3種類の中から選ぶのがスマートかもしれません。私は既に今年の3種類はお試し済でして、リカバリーラズベリオーギョーチがいちばんのお気に入り。ベースがアールグレーティーで、レモン、ラズベリー、マンゴー、オーギョーチ、エストラゴンに、グレナデンシロップでわずかに甘味がプラスされています。
オーギョーチは台湾で有名なフルーツ。漢字だと「愛玉子」と書くのですが、クワ科でイチジク属の植物の果実。日本では知名度が低いですが、ゼリーのような触感でぷるんぷるんとしていてさっぱりしていて美味しいのです。お家でこのプルンプルンをいただこうと思うと、種子を布袋にいれて水の中で揉むという過程をふまなければいけないので、やや面倒、でも好物ということもあり、カスタマイズをしても毎回のようにオーギョーチをセレクトしてしまう私です。
さて、ここからはお店でのカスタム方法の紹介です。
カスタムする場合は、まずカップを選びます。
ボトルだと¥1,000、そして使い捨てカップだと¥600です。ボトルを持ち込むとお安くなるので、私はマイボトルを持参しています。
最初にベースのお茶を、アールグレイかサマーブレンドの2種類から1つ選びます。次にパイナップル、オレンジ、ストロベリー、ライム、グレープフルーツ、レモンからベースとなるフルーツを1種類。これでベースが決まります。
ベースが決まったらトッピングをしていきます。トッピングフルーツは、ラズベリー、ピーチ、キウイ、マンゴー、ブルーベリー、ライチの6種類から2種類も選べます。
メインの紅茶とフルーツ、そしてトッピングフルーツが決まったら、アクセントを選びます。カラータピオカ、アロエ、オーギョーチ、ゴジベリー、エストラゴン、ミントから1つ。これをプラスすることで食感が楽しめるお茶になったり、より風味が増すものが加わったりします。個人的には、ここの部分が楽しみであります。飲むお茶が、食べるお茶になるアクセントになるので、毎回選ぶ時が楽しくてたまりません。ちなみに夕方近くにお店に足を運ぶと、「アロエがありません。」と言われることが多いので、アロエがいちばん人気なのかもしれません。ゴジベリーは英語名でクコの実のことです。杏仁豆腐の上にぽちっとのっている赤い実です。昨年あたりから、アメリカで大人気で、その人気が逆輸入されて日本にその風が吹きつつありますので、美容アンテナが高い人は、ゴジベリーもオススメかも。
最後に、シロップを選んだらカスタマイズ終了です。ハイビスカス、サトウキビ、エルダーフラワー、グレナデン、パッションフルーツ、ココナッツ、アーモンドと想像以上にシロップの種類が豊富。シロップで甘味が加わるのが嫌な方もいると思うのですが、少量の甘味はフルーツや紅茶の味を引き立てるのに欠かせないのでぜひお断りせず加えていただきたいです。
と、こんな流れでカスタムしてお会計したら出来上がりを待ちます。
あとは自分でカスタマイズしたフルーツインティーを楽しむ時間。2階にあがって空調のきいた店内で表参道の街並みを見ながらまずグビグビ飲んでも大丈夫、寛容なリプトンさん、1階においてあるサーバーでおかわりが無料なのです。
個人的には、フルーツインティーは少し時間がたってからの方が、フルーツの味が抽出されて美味しいと感じるので、自宅に持ち帰り冷蔵庫で保管してから飲み直しするのが定番です。
全国に期間限定ショップは、表参道と大阪駅の2カ所。リプトンのサイトからもボトルと紅茶のセットを購入できますので、お気に入りのボトルを買って、お家でフルーツやトッピングを用意してみんなでワイワイ作るのも楽しいかもしれません
※掲載情報は 2017/07/17 時点のものとなります。
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キュレーター情報
茶ムリエ/メンタルコーチ
宮原昌子
綜合商社勤務を経て結婚。上海に住んだことをきっかけに、上海で中医学・中国茶を学び、飲むこと・食べることが毎日を健康で楽しく過ごすことになると実感。
帰国後、中国茶専門店にて通訳・バイヤー・コーディネート等を手掛け、2004年より茶ムリエとして活動。自宅サロン主宰・企業や団体へのセミナー講師・雑誌やテレビ等の茶の監修・執筆業など多岐にわたり活動後、広州へ転居、華南農業大学茶学部の聴講生となる。
帰国後、クリニックに勤務、心のケアを実動で学び、心理学・コーチングを学ぶ。中医学と茶の理論に加え、心理学とコーチングを掛け合わせた独自のメソッドで、自己治癒力を高める方法・セルフケアのアドバイスを行うと共に、体質にあった茶の選び方を提案している。悩みを明確に整理し、本当にやりたいことの目標・プロセス設定で目標達成をサポートするコーチングセッションは、自信を持って自分らしく生きていけると好評
上海医薬大学 推拿科卒業
中国労働省和社会保障部公認資格 高級茶藝師・評茶師
銀座コーチングスクール GCS認定コーチ
監修本:別冊Lightning vol.53「ペットボトルのお茶の本」 枻出版社