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素材の旨みがギュッと凝縮!袋を開けてすぐに楽しめるプロの味
東京・上野池之端にある明治創業の老舗洋食店「黒船亭」は、ビーフシチューやハヤシライスなどが有名ですが、お店で作っている特製コンソメスープがテイクアウトやお取り寄せできることは意外と知られていないかもしれません。コンソメスープは、家庭では市販の固形や顆粒タイプのものを使用されている方が多いと思います。手作りするとかなりの手間と時間がかかるからです。一般的な作り方は、牛スネ肉や牛スジ肉、鶏ガラなどをベースにし、香味野菜を加えて数時間コトコトと煮込んでブイヨンを作り、それを寝かせてから濾して、卵白と合わせながら更に煮込み、アクを取ると澄んだコンソメスープの完成です。文章で書くと簡単そうですが、2日間はかかるので、そう頻繁にはなかなか作れないですよね。でも、市販の固形スープは化学調味料の味が強く、レストランと同じような仕上がりにするのは難しい。そこで、黒船亭のコンソメスープの出番です。1袋200cc(1人分)で850円とお安くはありませんが、ホームパーティーや記念日など特別な日などに使ってみてはいかがでしょうか。
手間暇かけて作られたプロのコンソメスープは琥珀色に輝き、澄んでいます。黒船亭の特製コンソメスープは牛スジ、鶏ガラのブイヨンをベースに玉ねぎ、にんじんなどの野菜をじっくり煮込んで作られていて、冷蔵庫で1ヶ月くらい日持ちします。そのままスープとしても十分美味しいのですが、コンソメジュレを作ると様々な料理に活用出来ます。少し冷凍庫に入れて冷やすとジュレというよりシャーベット状になるので、フォークでくずしてシャリシャリ感を味わってもよいですが、ゼラチンを少量加えて冷やすとジュレになるので、カクテルグラスにシーフードや雲丹、コンソメジュレを盛り付ければレストランの前菜のような豪華さです。人参、カリフラワー、アボカドなど野菜のムースと組み合わせても絶品です。味付けしてマリネした冷やしトマトにコンソメジュレをかけるだけでも簡単で美味しい一品になります。これからの季節は、コンソメジュレとビシソワーズを組み合わせれば夏の涼しげな高級感のある冷たいスープが家庭でも楽しめます。もちろん、ロールキャベツなどの煮込み料理に使用してもいいですし、使い方はいろいろ。市販の固形や顆粒のコンソメとは全く違った本物の味わいは感動的な美味しさです。インターネットでも注文出来ますので、贈答品としてもオススメです。
※掲載情報は 2017/05/13 時点のものとなります。
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キュレーター情報
日本フードバランス協会代表
小針衣里加
2012年 日本フードバランス協会を設立し、代表に就任。バランスのよい食事を実践するための食べ方、選び方、調理法、 栄養学、美容、ダイエットなどについて学ぶ食の資格「フードバランスアドバイザー講座」の講師を務め、誰でもすぐに実践できる内容に定評がある。2003年より主宰している,おもてなし料理教室、有名シェフによる 料理教室「シェフズクッキング倶楽部」のプロデュースも行う。資格講座、料理教室、食・美容に関するカルチャー講座など年間70回以上の講座や教室を開催し、瞬時に満席になり、リピーターも多い。