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5月5日は「端午の節句」。最近では、大きな鯉のぼりが空を泳ぐ姿などなかなかお目に掛かれなくなりましたが、男の子のいらっしゃるご家庭では、昔ながらに兜を飾ったり、柏餅を食べたりして、お子さんの成長を願ってお祝いされる方も多いかと思います。また、この時期、期間限定で柏餅が店頭にお目見えすると、つい買いたくなってしまうのが人の常。あの独特の弾力とこしのある餅生地に包まれた優しい餡の甘みが相まった美味しさは、男の子のいらっしゃるご家庭でなくとも、楽しみにされている方は多いのではないでしょうか。
今回は、「端午の節句」にちなみ、数ある柏餅の中から、手土産にするならやっぱりこれ、とも言うべき「とらや」の柏餅を紹介したいと思います。
四季折々の歳事とふかい結びつきがある和菓子
「とらや」の柏餅は、きめが細かく上品でなめらかな御膳餡（こし餡）と、とろとろの餡が絶妙な味わいの味噌餡の2種類があります。関西で販売されているものは、どちらの味も白い餅で作られていますが、関東では、白い餅は御膳餡（こし餡）、黄色い餅は味噌餡となっています。
柏餅の生地には、新粉の味、「米」本来の風味を楽しめるようにと砂糖を入れず、また、やわらかさを保つような添加物も加えないのが、「とらや」のこだわり。素朴ながらも上品でとても味わい深く、さすが老舗の和菓子だと頷けるひと品。是非、お餅がやわらかいうちに、素材本来の味や風味を存分に楽しみながらいただきたい逸品です。
ところで、皆さんは、「端午の節句」に柏餅が食べられるようになったゆえんをご存知でしょうか。柏の葉は、冬になっても、新芽が出るまで古い葉が落ちないことから転じて、「跡継ぎが途絶えない」→「子孫繁栄」となり、家系が続き子孫繁栄につながる縁起物とされるようになったのだとか。暮らしの一部として根付く四季折々の歳事は、遠い昔から和菓子とふかい結びつきがあり、それぞれに人々の祈りや想いが込められています。また、和菓子を通して季節感を味わえるのも、日本人としての楽しみのひとつ。大切に受け継がれてきた日本人の心を尊びつつ、是非、手土産にも四季を感じる和菓子をもうまく取り入れていきたいものですね。
5月5日までの期間限定販売となっていますので、是非、お早めにどうぞ。
※掲載情報は 2017/04/30 時点のものとなります。
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キュレーター情報
コーポレートコミュニケーションズ
依田早苗
社長秘書を経て、2019年より同企業にて広報を担当。約10年に渡る海外生活で養った国際感覚と社交性、持ち前の好奇心とバイタリティーが強みです。
趣味は、ワイン、ゴルフ、アルトサックス、旅行etc.。ホームパーティを開いたり、イベントを企画したり、とにかく楽しいこと、人が大好きです。
プライベートでも幅広い層の方とのお付き合いがあるため、モノを贈ったり贈られたりすることもしばしば。
そんな私の手土産・おもたせ選びのこだわりは、気を遣いすぎず、それでいてキラリとセンスが光るもの。秘書時代と現在では、贈る相手やシチュエーションも異なりますが、いつも贈る相手が笑顔になってくれるようなモノ選びを心掛けています。特に皆んなを笑顔にする魔法を持つ美味しいものには、常にアンテナを張っていたいですね。
