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春を染める桜色。繊細で美しい桜の和菓子
先日、友人20名ほどで「春のスイーツ」をテーマにした持ち寄りパーティーを行いました。春といえば「桜」ということで、桜の時期に合わせた和菓子を探していたところ、お茶の先生をしている知人が教えてくれたのが、赤坂 塩野さんの生菓子「花衣(はなごろも)」と桜の干菓子でした。
塩野さんはもともと政財界や皇族の方がご贔屓にされている和菓子のお店。特に上生菓子は各流派の茶道の先生がこぞってもとめています。なお、こちらのお菓子は地方発送もしていただけるんです。
今回のパーティーには和菓子に限らず、洋菓子も含め様々な可愛い「春のスイーツ」が集まったのですが、こちらの塩野のお菓子は並べられたお菓子のなかでも、その繊細な美しい姿にひときわ注目が集まっていました。
パーティーに合わせて注文した上生菓子「花衣」はひらひらと花びらのように折り重なった生地に黄身あんが入っています。まるで本物のソメイヨシノのように透き通るような淡い桜色の可憐な姿。器にそっと並べるだけでため息の出る可愛さです。
そして、桜の干菓子は色合いや大きさや形が微妙に異なる数種類の桜があり、食べてしまうのがもったいないほど綺麗でした。
たまたま、パーティーでこちらの塩野のお菓子を持ち帰った方が、外国から来ていたお客様にお見せしたところ大変気に入られ、お店を教えてほしいとリクエストを受けたそうです。海外のお客様にも繊細な和菓子の魅力が伝わりとても嬉しかったです。
桜の季節はあっという間に過ぎていきますが、その美しい姿をそのままに写したような桜の和菓子。今年の春を彩るスイーツにぜひ、おすすめしたいお菓子です。
※掲載情報は 2017/04/11 時点のものとなります。
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キュレーター情報
管理栄養士/料理研究家
鈴木あすな
愛知県名古屋市出身。大学卒業と同時に「管理栄養士」を取得し料理研究家としてのキャリアをスタート。
結婚を機に世界中にたくさんの素敵な食卓=TABLEを作りたいという想いから株式会社Table forを立ち上げる。
現在は料理教室「Cooking School〝Table for″」の運営やメディア出を通じた情報発信、レシピ開発、プロデュース、地域貢献など、より豊かな食卓が増えるよう幅広い活動をしている。