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お茶で味わう旬の楽しみ 桜葉入り宇治茶
日本人は桜が大好き。誰もが桜の開花を待ち望み、美しく咲き乱れる桜のアーチを眺めながらのお花見をすると、本当に心の底から“あ~日本人で良かった”と思うもの。
桜の花は私達日本人にとってはとても特別な花であり、多くの人の脳裏に桜の花と共に沢山の思い出が詰まっていることと思います。
だからなのでしょうか、4月は“桜”を意識したお料理も多く、お菓子も多い。私もそんな限定物を楽しみにしているひとりなのですが、“茶ムリエ”なる仕事柄、この時期になるととっても楽しみにしているのが“桜のお茶シリーズ”。
各ブランド、様々な桜のお茶シリーズがあり、それらは数量限定品であることも多いもの。
毎年、3月から4月にかけてのおよそ2か月の間、あらゆる“桜のお茶”との出会いを求め、あちこちクルーズしております。そんな中、出会ったのが紀伊国屋さんで見つけたこちらのお茶です。長年の勘というのは馬鹿にできないのですが、売り場であらゆるお茶を目にしても不思議と手にするものは、好みのものであることが多いのが不思議なのですが、こちらのお茶はまろやか好みで、私の大のお気に入りです。
鮮やかなピンクのパッケージに惹かれて手に取ったのは、桜葉入り宇治茶のティーバッグ。茎茶が多めにブレンドされているせいか、緑茶なのに渋さは控えめで甘味のある味わいが特徴的です。そもそも宇治茶の産地は上質の玉露や煎茶が作られている為、この産地の茎茶は本当に上質です。山吹色ともいえるお茶の色からは想像もつかないほどコクのある風味とまるみある味わい、そこに桜の葉の味わいが絶妙のブレンドでミックスされ、味わいはほんのり桜餅のよう。
苦味の少ない優しい宇治茶とプレーンな上用饅頭とこちらのお茶のペアリングは、桜餅を食べている錯覚さえおこしてしまうほどのベストマッチングです。お茶と食べ物の組み合わせがこれほど合うお茶も珍しく、思わず何度もリピートしてしまいました。冷めても美味しい、京の宇治茶と静岡産の桜の葉、香料・添加物なしのブレンドバランスは、ティーバッグと侮るなかれの逸品です。
有限会社アトレ
住所:京都府木津川市加茂町銭司和銅4
電話:0120-203-547
※掲載情報は 2017/03/27 時点のものとなります。
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キュレーター情報
茶ムリエ/メンタルコーチ
宮原昌子
綜合商社勤務を経て結婚。上海に住んだことをきっかけに、上海で中医学・中国茶を学び、飲むこと・食べることが毎日を健康で楽しく過ごすことになると実感。
帰国後、中国茶専門店にて通訳・バイヤー・コーディネート等を手掛け、2004年より茶ムリエとして活動。自宅サロン主宰・企業や団体へのセミナー講師・雑誌やテレビ等の茶の監修・執筆業など多岐にわたり活動後、広州へ転居、華南農業大学茶学部の聴講生となる。
帰国後、クリニックに勤務、心のケアを実動で学び、心理学・コーチングを学ぶ。中医学と茶の理論に加え、心理学とコーチングを掛け合わせた独自のメソッドで、自己治癒力を高める方法・セルフケアのアドバイスを行うと共に、体質にあった茶の選び方を提案している。悩みを明確に整理し、本当にやりたいことの目標・プロセス設定で目標達成をサポートするコーチングセッションは、自信を持って自分らしく生きていけると好評
上海医薬大学 推拿科卒業
中国労働省和社会保障部公認資格 高級茶藝師・評茶師
銀座コーチングスクール GCS認定コーチ
監修本:別冊Lightning vol.53「ペットボトルのお茶の本」 枻出版社