男を磨く!ウィスキーを飲み始める年齢は知ってて当然”モルト”と”グレーン”の違い

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「ウイスキー」というと、オトナの男性が飲むお酒というイメージではないでしょうか。しかし、オトナの男性にも20代、30代の時期がありました。いつごろからウイスキーを好むようになったのか、興味ありませんか?そもそもあなたはウイスキーについてどのくらいご存知でしょうか?ウイスキーの定義は、それぞれの国によって異なっており、原料、製法、熟成年数などが各国ごとに定められていますが、一般的には穀類を原料として、糖化、発酵の後に蒸溜をおこない、木製の樽で貯蔵熟成させてできるお酒と定義されています。ウイスキーは樽の中で長い年月をかけて熟成するため、深い琥珀色をしており、この熟成によってウイスキーの香りがまろやかに、そして深いコクを持つようになります。それぞれに異なる味わいと魅力をもっているウイスキーをご紹介いたします。

モルトウイスキーとグレーンウイスキーの違いとは?

モルトウイスキーは原料に大麦の麦芽を用いますが、グレーンウイスキーはとうもろこしや小麦といった穀類を用いてつくります。蒸溜においては、モルトウイスキーがポットスティルという銅釜の単式蒸溜器を使用して2回蒸溜するのに対して、グレーンウイスキーは連続式の蒸溜機を用いて蒸溜します。モルトウイスキーは風味の個性が強いため、ラウド(声高な)スピリッツと呼ばれ、オークの樽で熟成することにより、深みが増し、樽由来のさまざまな特徴が加わって複雑で豊かな原酒となります。グレーンウイスキーは風味が軽い穏やかな酒質のため、サイレント(静かな)スピリッツと呼ばれ、同様に樽で熟成されます。

ブレンデッド・ウイスキーとは?

数種類の個性異なるモルトウイスキーを混ぜ合わせ(これをヴァッティングといいます)、それを引き立てるグレーンウイスキーとブレンドしたものがブレンデッド・ウイスキーです。強い個性を持つ多彩なモルトウイスキー同士を組み合わせるため、それぞれの持ち味がいっそう引き出されます。さらにおだやかなグレーンウイスキーに包まれることにより、まろやかな新しい味と香りのハーモニーを生みだし、香味の豊かなウイスキーに仕上がるのがブレンデッド・ウイスキーです。ブレンデッド・ウイスキーは一般的に飲みやすいといわれていますので、初心者の方にはおすすめです。

1:豊かなモルト香と華やかな香り「ザ・ニッカ12年」

男を磨く!ウィスキーを飲み始める年齢は知ってて当然”モルト”と”グレーン”の違い
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こちらは、ニッカウヰスキーが発売している「ザ・ニッカ12年」です。創業80周年、竹鶴政孝生誕120周年、そしてNHK連続テレビ小説「マッサン」の初放映された翌日に発売しました。ご存知の方もいるかと思いますが、俳優の玉山鉄二さんが演じたマッサンはニッカウヰスキー創業者である竹鶴政孝がモデルとなっています。

 

「ザ・ニッカ12年」はモルトの比率をグレーンより多くしたモルトベースのウイスキーとしていることでしっかりとしたモルトのコクが感じられながらも、グレーン本来の甘くまろやかな味わいが調和しています。ボトルの大胆なカッティングでも、ブレンデッド・ウイスキーであることを重なりあう着物の衿もとをイメージして表現しています。華やかな香りでしっかりとしたコクを持ちながらも、飲みやすさと心地よい余韻を目指してつくられましたので、ウイスキー初心者の方にはぴったりではないでしょうか。

2:なめらかな風味を求めた「バランタイン ファイネスト」

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個性派俳優の斎藤洋介さんがおすすめしているのは、サントリーの「バランタイン ファイネスト」です。日本酒やワインなどの醸造酒は、翌日に残りやすいですが、蒸留酒は翌日に残りづらいという理由からウイスキーを飲むようになった斎藤さん。ロックで飲んで、氷が少しずつ解けていき、自分の好みの味になっていくのが好きだそうです。

 

「バランタイン ファイネスト」は豊かでなめらかな風味を求めて40種類におよぶモルト原酒をブレンドしたブレンデッド・ウイスキーで、飲むほどに魅了される気品を備えているそうです。

3:情熱をこめて作られたジャパニーズウイスキー「宮城峡」

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こちらは、ニッカウヰスキーの「宮城峡」です。その名の通り、宮城県にある蒸留所で作られたウイスキーで、特徴としては軽やかな口当たりで、どことなくフルーティな感じがするのでウイスキー慣れしていない方でも飲みやすい一品とのこと。

 

名前の由来ともなった宮城峡は、仙台市から西に25kmほど行った山形県との県境付近にあります。日本のウイスキーの父とも呼ばれる竹鶴政孝氏が言うには「この宮城峡はスコットランドのローランド地方と気候が似ている」とのことで、この清流の水をブラックニッカで割って飲んでみて、その場でこの地に蒸留所を作ることを決めたことがきっかけといわれています。

4:愛称タヌキ「サントリーウイスキーオールド」

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こちらは、昔のテレビコマーシャル「今日からうちは、オールドです」で有名になったサントリーの「オールド」です。無類の酒好きのフリーライター板倉さんが、飲んだ時にその美味さに驚きを隠せなかったお酒がウイスキーだったそうです。その後5大ウイスキーと呼ばれる各国を代表する数々の銘柄を飲み比べるようになり、見つけたお気に入りがこちらの「サントリーウイスキーオールド」。今ではウイスキーの美味しさに気付かせてくれた感謝と敬意を込めて、サントリーウイスキーオールド(タヌキ)を常に置いているそうです。

 

山崎シェリー樽原酒由来のまろやかでやわからい口当たりと、ほんのり甘い余韻が特長のオールドは、ブレンデッド・ウイスキーです。

5:フィンランドのスタイリッシュ蒸留酒「JUURI」

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フィンランドでは蒸留酒全般を「viina(ヴィーナ)」と呼び、ウイスキーやジン等はこの分類に含まれます。

 

今回ご紹介しますのは、「キュロディスティラリー」社のライ・ウィスキー「ユーリ(JUURI)」です。「キュロディスティラリー」社は、5人の若者が1908年に建設され最近になり使われていなかったチーズ工場を2012年に買い取り、2014年から蒸留を始めた新しい蒸留所です。「JUURI」はフィンランド産のライ麦を100%使用していて、6日間じっくり発酵させ、1200リットルの容量のポットスティルで蒸留されたものをボトリングしています。熟成期間は長くないですが、ふくよかな香りが印象的で、ボディーとのバランスの良さが各国で評価されています。ラベルデザインなども素敵ですが、若者らしく純粋でまっすぐなこだわりに親近感を感じませんか?

※掲載情報は 2017/03/11 時点のものとなります。

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