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レイズン・ウィッチだけじゃない!巴裡 小川軒のかくれ逸品!ふくませ栗がすごい!
みんな大好き小川軒のレイズン・ウィッチ。実は数軒ある小川軒さんはそれぞれ別経営で、レシピもお味も微妙に違うこと、ご存じでしたか?友人たちとよく、私はお茶の水派とか鎌倉派とか話が弾みます。斯く言う私は新橋派。新橋のお店は正確には巴裡 小川軒さんといいます。私が新橋の巴裡 小川軒さんが好きな理由はお菓子が新鮮なこと!私は焼き菓子類も鮮度第一、油脂が油焼けしていない、フレッシュさくさくを愛しているのです。巴裡 小川軒さんは、生菓子はもちろん、その日に作り立てのみを販売、焼き菓子も作り立てを店頭に並べて新鮮なうちに食べてもらうためということで発送での販売はしていらっしゃらないのです。その心意気が素敵!いそいそと銀座から自転車を走らせて、おやつの焼き菓子を買いに行く私です。
フレッシュなバターが芳醇なレイズン・ウィッチ、色々を楽しめるティータイムクッキーや香ばしいナッツが魅力的なフロランタンなどなどどれも大好き、ウキウキしながら選んでいると、はっ!見かけたことの無い一品が!もしかして栗じゃない?しかも渋皮系?その名も“ふくませ栗”。慌てて伺ってみると、洋酒に漬けた渋皮付きマロングラッセにうっすら糖衣が掛っている和風味なお菓子とのこと。栗ラバーとしては見 過ごせません!早速頂いてみたところ、美味しいいいいい~~~~~!私の最愛の栗スイーツ史が更新?いや、私の最愛栗スイーツコレクションに1ページが加わったということか?限りなく柔らかく、けれど栗の風味がしっかり感じられるマロングラッセに、儚い薄い羽衣のような糖衣がシャラシャラとした食感を与えてなんとも品の良い、洋のような和のような、お抹茶にも珈琲にも、ワインにも日本酒にもぴったりの奥行きのある美味しさ。新春を祝うにぴったりの逸品であること間違いなしです。
※掲載情報は 2016/12/26 時点のものとなります。
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キュレーター情報
田中伶子クッキングスクール校長
中村奈津子
日本女子大学食物学科卒業後、全日本司厨士協会に就職。ニューヨークのニュースクール、フィレンツェのラ・フォールアカデミー、香港鴻星料理学院で学ぶ。2006年ニューヨーク駐在時より料理教室「LOVELY TABLE NEW YORK」を主宰。2009年帰国後、実家田中伶子クッキングスクールに勤務。2012年「LOVELY TABLE GINZA」開校。現在もニューヨークを行き来する活動をしている。
PHP研究所発行月刊誌「JAPAN CLOSE-UP」に料理記事連載。光文社「VERY」「女性自身」などに寄稿。BSフジ阿川佐和子氏の「阿川ごはん」レギュラー出演。日本テレビ「ZIP!」定期出演中。
主婦と生活社発行「一生作り続けたいおかず~50年の名門料理教室のベストレシピ150」が2014年本屋レシピ本大賞4位入賞。2014年9月講談社発行「本当に作りたい料理、ぜんぶ。」好評発売中。