東京で創業100年超え、老舗中華料理店の「かに・えびシューマイ」

東京で創業100年超え、老舗中華料理店の「かに・えびシューマイ」

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レンジでカンタン仕上げ、蒸すと増す“赤み”が食欲を増進

東京で創業100年超え、老舗中華料理店の「かに・えびシューマイ」

東京の中華の老舗店として、銀座や赤坂などに店舗を構える維新號(いしんごう)。私も何度かランチタイムに訪問し、チャーハンや手作り点心などをいただいたことがあります。維新號の創業は1899(明治32)年ですので、100年超えの名店です。スタート時は神田エリアで主に中国人留学生向けの郷土料理店としてにぎわいを見せたといいます。そんな学生の中には、後に中国に戻り活躍する周恩来や蒋介石、魯迅らがいたとのこと……なんだか凄いですね。戦後1947年に銀座へ店を移し、少しカジュアルな店へと変身。名物・肉まんをはじめとする中華まんなど点心にも力を入れ、現在へとその歩みを進めています。そんな維新號は有名百貨店や通販などでも点心を販売。今回そんな点心の中からわたしが注目したのが、「かに・えびシューマイ」です。

東京で創業100年超え、老舗中華料理店の「かに・えびシューマイ」

オリジナルキャラクターのイラストが入った同店のパッケージ。箱を開けビニールを取ると、“赤み”を帯びたシューマイの姿が……商品名通り、エビやカニの存在感が薄い皮を通してハッキリと確認できます。個人的に甲殻類が大好きなので、この時点でテンションが上がる“いい画”です(笑)。要冷蔵のこちらの商品は、自分で蒸すか、電子レンジでの仕上げ調理が可能です。わたしは電子レンジを使用しましたが、蓋のある容器に少し水を入れてチンするだけで完成します。ジワ~っと立ち上がる湯気、そしてさらに赤みを増した姿が食欲を刺激。何も付けずに一口いただくと、肉のシューマイとは違う強い弾力と、エビやカニ肉を感じます。1個1個はそれほど大きなシューマイではないですが、エビ・カニの含有量はしっかり有りますね。刻んだ玉ねぎともいい相性で、程よい塩味が食を進めてくれます。後半はシューマイお馴染みの醤油とからしで少しアクセントを……うん、間違いのない一品かと。甲殻類がダメな人以外には確実にヒットする老舗中華料理店の逸品を、手土産にいかがでしょう。

※掲載情報は 2017/01/02 時点のものとなります。

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キュレーター情報

菅野夕霧

コピーライター、グルメガイド

菅野夕霧

コピーライター、PRコンサルタント、Yahoo!ニュース配信元の『市ケ谷経済新聞』編集長。グルメや酒、沖縄離島旅が趣味。特にランチは“狙い”を定め、日々電車に乗って都内を中心に食べ歩いている。甘いモノを苦手としている関係で、“甘くない”土産の逸品を追求中。現在、All Aboutグルメガイドとして老舗店を紹介する「100年店ランチ」、日本トランスオーシャン航空の機内誌『Coralway』にて、「小さな島の小さな食堂」を連載中。著書に『ヤフートピックスを狙え』(新潮社)など。

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