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個性豊かな和風ぱんで人気のベーカリー
いつも新幹線に乗る前に立ち寄るecute品川に、新しいパン屋さんができていました。「小麦と酵母 満」は、和テーマにした三軒茶屋「小麦と酵母濱田屋」の姉妹店です。本店はのれんに竹のエントランス、一見居酒屋風の入口を抜けるとパンがショウケースに並んでいるというお店のようですが、こちらの姉妹店も和のコンセプトを打ち出す店構えやポップが目を引きます。
和のパンに特化したご本も出されており、益々興味津々。
パンの種類も通常のものに加え、ひじき、きんぴら、だし醤油に漬け込んだ卵を入れた和風総菜パンが人気だそうです。今回は手始めに、人気商品の「豆パン」「味付け卵パン」などを購入してみました。
「豆パン」は、甘く煮たエンドウ豆をたっぷりと練り込んだ和菓子のようなパン。ほのかな甘さとしっとりとした口どけでリピーターも多い、一番人気のパンだそうです。食べてみると、意外と味付けはアッサリ。
けれどもまた食べたい、という気持ちになります。
「味付け卵パン」は、特製ダシに一晩つけ味がしっかりしみた卵をドーナツ風に包んで揚げたパン。こってり系のおかずパンならトマトソース、ミートソースなどを中に入れるところですが、あえてシンプルに潔いと感じました。さくっとした生地と卵のバランスが良いです。
僭越ながら、自分でもパンを作る身として、パン屋さんのパンは大いに興味があり勉強にもなる宝物です。様々な種類があり、お客としては選ぶ楽しみが満載。しかも毎月新商品などを打ち出されているので、リピートする楽しみもあります。
そしてやはり大切なのは、そのお味が期待を裏切らないこと。
生地との相性が吟味され、香り、味、口当たりと全体のバランスを重視した滋味深いパン。流石は人気店だけあるなあと感心しました。またぜひ、いろいろなパンを購入したいです。
都営新宿線曙橋駅が本店。支店にecute品川店、ecute日暮里店があるそうですので、皆様もぜひお買い求め下さいませ。
※掲載情報は 2016/09/01 時点のものとなります。
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キュレーター情報
料理研究家・テーブルコーディネーター
磯部作喜子
英語教師を経て食の世界へ。「ル・コルドン・ブルー」にてパン・洋菓子ディプロム取得。今田美奈子製菓コース師範・テーブルセッティングディプロマ取得。花・芸術文化協会テーブルコーディネートディプロマ取得。同認定校。世田谷のブーランジェリー「シニフィアン・シニフィエ」で研修。志賀勝栄氏にパン作りを学ぶ。現在は東京と名古屋で料理・パン・テーブルコーディネートの教室「ル・サロン・ブラン」を主宰。毎月100席以上の講座をこなし、現在までのべ9000人の生徒におもてなしの極意を伝えてきた。「おもてなしの心は食卓を飾るすべてに宿る」というコンセプトのもと、料理・パン・コーディネートなど食に関する内容をトータルに楽しく学べるサロンを目指す。予約待ちの教室をかかえる一方で、各企業とのコラボレート、料理教室や食卓芸術の外部講師としても活躍中。女性誌やライフスタイル誌を始めメディア取材も多い。著書「ル・サロン・ブランの本格パン」(主婦と生活社)「Le Salon Blanc ランチタイムのおもてなし」(ハースト婦人画報社)アメブロ:http://s.ameblo.jp/salon-blanc/