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ひとくち餃子だからこそ、料理の仕方を選べて楽しめる。
大阪に行くと、20年前から必ず購入するお土産。それが「ひとくち餃子 点天」である。創業約30年ということは、私はかなり長い点天ファンということになる。
初めて大阪に出張に行った時、大阪の名物は「たこ焼き」と思っていたため、この点天を見たとき、思わず手に取って即決でレジに向かった。実家の名古屋に帰宅して、翌日家族で食べた時のことを今でも覚えている。「小さい餃子だなあ。お腹いっぱいになるかなあ。」と少し不安に思っていたが、小さい分、胃にもたれることなく完食した。
今でも当時とパッケージは同じブルー。そして、大きさも変わらない。大阪、名古屋、東京に工場があり、作りたてを各地の店頭に運んでいるのだ。まさか、点天が名古屋と東京でも購入できるとは。どの工場でも、同じ味に統一されているとのこと。
こんなに工場があるとは。人気のある証拠なのだろう。
私はまだみたことがないが、「限定」の「点天」というものもあるらしい。いつか、限定の点天を見つけたら、迷わずに購入して食べてみたいと思った。
点天の箱を開けると、ぎっしりとつまっている。
まずは、半分(2列分)を定番の焼き餃子に。フライパンに並べて、水を入れ、約5分蒸し焼きにしたら、蓋をとって水分がなくなるまで焼いていく。食欲をそそる餃子の香りは、餃子がキツネ色になる前に食べたくなってしまう。しかしパリパリ食感を満喫するためには、ここでしばし我慢。
点天には、専用のタレがついている。他の醤油と酢で試してみたが、付属のタレが点天には一番相性が良かった。素直に、専用タレをつけて食べるべし。
そして、3列目を水餃子に。小口ねぎをちらして、ポン酢でさっぱりと。2回楽しめるのが、餃子の楽しみでもある。こちらは、メイン料理ではなくサイドメニューとして。さっぱりとヘルシーで、あっという間に食べきることができた。
ここで1つ気を付けていただきたいのは、水餃子にする時、茹でている間に開かないように、点天の口の部分を軽く指で押しておくこと。しっかりと肉汁と旨みがつまった水餃子ができあがる。
最後の1列目は、再び焼き餃子にしていただいた。
大阪にはいろんなお土産があるが、20年間「点天ファン」と通してきた私は、単なる餃子好きだからでもある。少しだけ食べたい時、メイン料理が決まっている時の副菜としても、点天はちょうどよい。
ニラと白菜の野菜が多く、お肉が少なめのひとくち餃子なので、食べすぎることもない。お子様にも食べやすい大きさ。形もかわいいので、お土産にも喜ばれる。
※掲載情報は 2016/08/10 時点のものとなります。
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キュレーター情報
発酵料理研究家/観光連盟アドバイザー
高橋香葉
「日本人の体を健康できれいにするには、日本伝統文化の発酵食が一番良い」として発酵料理の研究に取り組む。テレビ、雑誌、書籍などを通じて、発酵食品の良さを伝える普及活動を行っている。
日本で初めて、米麹と醤油をあわせた新調味料「しょうゆ麹(醤油麹)」の作り方とレシピを公開し、発酵業界に新しい風を入れた。その活動は、フードアクションニッポンアワード販促部門を受賞。その後、読売新聞にて「オンリーワン」として掲載された。
現在は、日本全国を回り、全国の発酵食品だけでなく温泉巡りをし、日本の伝統文化を勉強している。
自治体の観光連盟アドバイザー、特産品開発審査委員などを歴任。市場調査から、販売戦略、プロモーションなどのマーケティング講師も行っている。フードアナリスト協会「食のなでしこ2016」。
主要著書:
◎「しょうゆ麹と塩麹で作る毎日の食卓」(宝島社)
◎リンネル特別編集「しょうゆ麹で作る毎日のごちそう」(宝島社)
◎「知識ゼロからの塩麹・しょうゆ麹入門」(幻冬舎)
◎おとなのねこまんま555(アース・スターブックス)等