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プルン!チュルン!フランス産フレーバー香る和風ゼリー
日本の夏には、昔ながらの伝統的な美しい涼を運ぶ夏の光景があります。すだれや風鈴、浴衣に団扇など、体感的にも視覚的にも美しい涼の文化ではないでしょうか。今では新旧それぞれの様式を取り入れたモダンかつ現代的なデザインのものもあり、夏の注目アイテムになっています。
食から美しい涼を求めるならば和菓子が最適。四季折々に合わせて演出される和菓子の中で、かわいらしさに手にとったのが「金魚」です。こちらは、日本の文化と和菓子の魅力を国内だけではなく、海外にも発信し続けている和菓子店「宗家 源 吉兆庵」の夏限定の生菓子。見るからに涼しげでしょう。
水の中をゆらゆらと涼しげに泳ぐ金魚の姿が、とっても夏らしくて印象的です。プルンとしたゼリーの食感よく、冷やしていただくことで口の中に清涼感が広がります。食べてしまうのがもったいないくらいかわいい。
和菓子ならではの美しさもありますが、この和風ゼリーには、フランス・ヴェルサイユ産のフレーバーが使用していることにも興味をそそられます。これは、ヴェルサイユ宮殿のそばに作られた「王の菜園」と呼ばれるLe Potager du Roi(ルポタジエ・デュ・ロワ)で栽培されたフルーツの香料をゼリーに使用。日本の和菓子にフランスのエッセンスの融合なんですね。
優しい口当たりのゼリーにふんわりフルーツの香りが漂い、とても上品な味わいです。冷たい緑茶でいただくのも良いですし、アイスティーにも合いそう。お友達への手土産にも喜ばれそうなので、思い切って浴衣姿で訪れてみても楽しいかもしれません。
日を増すごとに夏の日差しが強くなってきています。うだる暑さに早くも負けてしまいそうですが、涼を演出するアイテムのひとつとしてお手に取ってみてはいかがでしょうか。
*こちらの商品は、8月中旬までの季節販売となります。
※掲載情報は 2016/07/21 時点のものとなります。
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キュレーター情報
アジアンフードディレクター
伊能すみ子
アジアンフードディレクター/1級フードアナリスト 舞台制作や民放気象番組ディレクターを経て、食の世界へ。調理師専門学校で調理、食文化を学びながら、食の専門家であるフードアナリストとして活動を開始。メディアを中心に飲食情報の提案やアジア各国料理の執筆、講演、講師、レシピ制作などを行う。
「ASEAN食のコンシェルジュ」、「タイフードコンシェルジュ」、「カンボジア旅のリポーター」などの肩書を持ち、食と旅の提案も手がける。年に数回、アジア諸国を巡り、屋台料理から最新トレンドまで、現地体験を専門webサイトにて多数掲載。書籍『専門店が教える スパイスの基本』(PHP研究所)では、レシピを担当。日本にいながらも他のアジア諸国のおいしい料理を楽しめるような、環境作りを目指す。