記事詳細
紹介している商品
爽快さ満点、焼き肉にぴったり！ 珍しい芋焼酎スパークリング登場！
夏だ。
焼き肉の季節だ。
え、なんで夏に焼き肉って？
すみません、特に脈絡はありません。でも、いいじゃないか、暑さで体力を消耗する季節。焼き肉で元気つけて猛暑を乗り切ろう。
焼き肉に合わせるお酒といえば、やっぱりビール……、だろうか。でも、ビールって一口目はおいしいけれど飲み続けるのはちょっと苦しい。それに飲むほどにお腹がいっぱいになっちゃう。ならばワイン？ 肉だけに？ だよねぇ。肉には赤ワイン。ルネッサンス時代から決まっていることだ。肉の脂分を赤ワインの渋みが洗い流してくれるところもうれしい。
でも、だが、しかし。日本の焼き肉はタレが甘い。実はこれワインの酸っぱさとけんかしてしまう要因なのだ。最初はいいけれどどうにも甘さと酸っぱさが相反して舌が疲れてしまうのだ。さらに、タレの甘さとワインのフルーティーさも甘さの蓄積でこれまた疲れを倍増させてしまう。
じゃあ、日本酒。うう～ん。肉に合う日本酒はあれこれ発売されているけれど、ワインとは反対で、日本酒には酸味がないし渋味がないので、脂と甘味の焼き肉には重すぎてしまう。肉が持つ旨味と日本酒の旨味でこれまた舌が疲れる原因となる。
ではなにがいいのか。
焼酎でしょう。
焼酎には甘味も酸味も渋味も旨味もない。でも、蒸留酒らしいのどごしの良さと後味の切れの良さがある。また原料からくる特有の甘く豊かな香りがあり、舌を疲れさせない。疲れさせないどころか、脂分を取り去り、甘味も洗い流してくれる。
ただ、オンザロックは焼き肉に合わせるには冷たすぎる。氷たっぷりのサワーやチューハイを焼き肉とともに飲むことはあるけれど、あくまでのどの渇きをいやすのと口の中を洗い流すのみ。キンキンに冷たい飲み物は、焼き肉の美味しさを感じにくくしてしまうのだ。
だ、か、ら……。
焼き肉と一緒に飲むときのお勧めは焼酎。それもスパークリング焼酎がこの夏はベストといえる。適度な温度に冷やしたスパークリング焼酎は、爽やかで癖がなく、焼き肉の脂と甘さを適度に洗い流しながらもおいしさを引き出してくれる。焼き肉ならではの辛味やスパイシーさとも同調して、もう、おいしさ爆発なのだ。
でも、スパークリングの焼酎はかなり珍しい。この夏限定で発売されるのが本坊酒造の「青天桜島スパークリング」は、すでに人気の夏向け芋焼酎「青天桜島」をスパークリングにしたもの。焼酎をソーダで割った「焼酎ハイボール」ではないし、果汁や香料などは一切使用していないナチュラルな味わい。8％のアルコールはそのままで飲めるおいしい度数。どうだ、焼き肉にぴったりだろう。
ちなみに、「焼酎」は俳句で言うところの夏の季語。意外ですか？昔はアルコールの高い蒸留酒を飲んで暑気払いをしたのでしょう。そんなミニ知識も披露しながら、今年の夏は、みんなで焼き肉にスパークリング焼酎をやっちゃおう！
※掲載情報は 2016/07/19 時点のものとなります。
- 6
キュレーター情報
トータル飲料コンサルタント／ソムリエ
友田晶子
米どころ酒どころ福井県に生まれ。ソムリエとして酒類業界に携わり、ワイン・日本酒・焼酎・ビール･カクテルと幅広く取り扱う。業界２５年のキャリアと女性らしい感性を活かし、一般向け・プロセミナー、飲食関連イベントの企画・開催、PR事業アドバイス、輸入業者や酒販店・料飲店･ホテル旅館などプロ向けコンサルティング、観光ＰＲ支援等を行っている。各種専門家がガイドを務める人気のインターネット検索サイトAll Abouの日本酒・焼酎・ワインガイド。「わかりやすい説明」には定評がある。公式HP内で連載中の「おいしいラク学講座」では、日本酒や焼酎、ワインやビールやスイーツ、チーズにまつわる役立つコラムとおつまみレシピなどを常時更新中。田崎真也氏オーナー、ワインバー「アルファ」（銀座）代表。「シュヴァリエ・ド・タスト・フロマージュ」（フランスチーズ鑑定騎士団）。 日本料飲ビジネス研究会会長／東京芸術学舎 非常勤講師／ふくい食のアンバサダー・福井ブランド大使／球磨焼酎大使／著書「世界に誇る国酒～日本酒～」が、グルマン世界料理本大賞グランプリ受賞！／日本ロシアフォーラム2014「食と農」パネリスト
