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紹介している商品
機械式のオートメーションでない商品は人間性が商品を作るのだと思いました!
「きっちりと筋の通った考えだ」「しっかりと芯のある人間だ」なんて言われたら誰だって嬉しいですよね!
実は数ある甘納豆の中にもそんなしっかり芯のある、そして筋の通った奴がいるのです!!それが今回ご紹介する「金箱甘納豆」。多くの甘納豆は圧力釜で一気に炊き上げ、糖蜜に通して甘さを出していきます。その工程のさじ加減にメーカーさんの個性が出て面白いところです。
しかしこの金箱甘納豆、きっちりと芯の残った筋の通った甘納豆になるために、製造工程そのものが違うんです。それは本来なら圧力釜でふっくらさせる工程を、一晩しっかりとお水に浸した良質な豆を水炊きするんです。その炊き加減が、また私の好みにベストマッチしてくれるんです。下ごしらえに非常に時間がかかります。
また季節ごとにその工程は調整されるため、機械による自動化、つまり一度に大量にできません!
私の好みの甘納豆は、パスタで例えるならしっかり芯の残ったアルデンテやソースの絡みが抜群に良い生パスタがいい。お米で例えるなら少し固めでもパエリアのように芯が残っていて食感を楽しめるならそれもいい!
つまり甘納豆ならふっくらさせる圧力釜製法でなく水炊きによる芯の残し具合いによる、少し固めが好きなのです。またすこし固めの甘納豆だとよく噛むことで、食べすぎ防止に役立ったり消化は抜群に良くなります。しかも固めの甘納豆って、実は思ったより少なくって見つけづらいのです。一般的な作り方が圧力釜による製法だからだと思うのですが、そのセオリーを無視してまでも一本筋を通すこの甘納豆!
「意見に筋が通っている」「人間として芯が残っている」とはちょっと違う甘納豆に芯を残すというお話でしたが、正真正銘私の中では味の花壇の製造本部長と話すかぎり、「彼の甘納豆に対する考えにきっちりと筋が通っている!だから甘納豆にも彼のようにしっかりと芯が残っているのだろう」そう思わずにはいられないのです。
会社名:味の花壇
住所:東京都杉並区大宮1-7-18
※掲載情報は 2016/07/03 時点のものとなります。
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キュレーター情報
二木の菓子 専務取締役 商品開発部長
二木英一
「二木の菓子」ではお菓子の専門店として常時約10,000種類のお菓子を取り揃えて日本中、世界中からお客様をお迎えしています。(規模によりますが一般的な小売店で約500~1000種類位と言われています)文化も、環境も違う地域から見つけてくるお菓子は驚きと、感動がいっぱいです!中には決して大型店舗では、売られる事のない名品も沢山あります!私は、食べる時に思わず感情移入してしまう名品を探すべく日々情報収集と自分の足で確認する事を仕事としています。また最近は独自の視点から商品開発も手がけております。それは、私がお菓子のプロとしてお客様から求められる提案に、手土産があるからです。昨今、お菓子ブームから、ただ売れている商品に似せて作った物が多くあります。そこで、決して流行や売れている物の真似ではなく、お菓子が本来持っている手渡しする意味や本物を形にする為、企画からお菓子が出来るまでを「ふたつ木」という自社ブランドでご提案しています。2015年5月テレビ東京「ガイアの夜明け」~進化するお菓子驚きの販売手法~出演 著書「なぜ20円のチョコでビルが建つのか?」Amazonマーケティングカテゴリー1位獲得