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京都嵐山で200年以上愛される「亀屋良長」
新緑の眩しい季節は、どこかへお出かけしたくなりますね。
私は小さな頃に住んでいた関西へ足を運び、数年ぶりに京都・嵐山を訪れました。
なぜならば、2009年に誕生した「星のや京都」が今年3月17日にリニューアルオープンしたと知り、居ても立ってもいられず再訪したからです。
そこで出逢ったのが、創業1803年「亀屋良長」の200年以上続くお菓子『烏羽玉(うばたま)』。
この度、皆さまにご紹介する素敵な逸品です。
小粒ながらも目の覚めるような旨味が凝縮されている「亀屋良長」の代表銘菓
『烏羽玉(うばたま)』という名前は、檜扇(ひおうぎ)というアヤメ科の多年草のツヤツヤした黒くて丸い種子「うばたま」が由来だとか。
小ぶりの波照間産黒糖(烏羽玉の基本形)は、波照間島産黒糖を使ったなめらかなこし餡に寒天とけしの実をかけたもので、京都のみならず、全国的にもファンの多いお菓子です。
指先で摘まめるほど小ぶりサイズの一口から織りなされる黒糖の風味は格別。
控えめで上品な甘さながらも、フワッと残る柔らかな余韻がたまらず......漆黒の一粒だけを食べたとしても、その存在感は際立っています。
私が訪問した4月後半においては、「亀屋良長」と「星のや京都」が特別にコラボレーションした『星のや京都オリジナル烏羽玉』(写真中央と写真奥)も頂くことが出来ました。
写真手前:「亀屋良長」で通年販売されている『烏羽玉』
写真中央:『烏羽玉:桜餅』道明寺粉を用いた桜餅味
写真奥:『烏羽玉:ふきのとうとふきみそ』ふきのとうのさわやかな苦みとふきみその塩味
春を感じられる二つの『星のや京都オリジナル烏羽玉』は、「星のや京都」宿泊者だけが、施設内の「Salon and Bar 蔵」で食べられる限定品。
ふきのとうとふきみそを練り込んだ『烏羽玉』にいたっては、独特の苦みがシャンパーニュにもぴったりでありました。
これらのお菓子は、「星のや京都」宿泊時のおもてなし"水辺の茶の子"として、無料で振る舞われているもの。
季節に応じた茶の子(おやつ)は、訪問時によって異なるようですが、その時々で新たな京菓子に出逢えるとはとても嬉しい計らいですよね。
なお、通年販売の『烏羽玉』に関しては、「亀屋良長」のオンラインショップからも購入可能。
「亀屋良長」の『烏羽玉』
http://kameya-yoshinaga.com/
江戸時代からの長き伝統を引き継ぎながらも、新しい和菓子の可能性も追及している「亀屋良長」は、若い世代の方々にも受け入れられるような試みを今後も愉しませてくれるはずです。
※掲載情報は 2016/05/13 時点のものとなります。
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キュレーター情報
ブロガー日本女子代表/やまなし大使
izumin
ブロガー黎明期の20年以上前より個人ウェブサイトやブログを手掛ける。
現在はライターとして各媒体への寄稿掲載を担う傍ら、国内のみならず、日本のメディアを代表するブロガー、SNSインフルエンサーとして世界で活躍中。(音大ピアノ科卒という経緯もあり、特に得意とするのはヨーロッパ圏)
各国政府観光局や航空会社とのタイアップ企画参加などをはじめ、アンバサダーブロガー、オフィシャルブロガーを複数兼任。
独自の視点で写真を編集し、ビジュアル重視の「魅せるブログ」記事を展開している。
【最新活動・実績】
http://izumanix.com/works.shtml