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コーヒーが苦手な人でも飲めちゃう「ろばや」の美味しい「モカブレンドひかり」
食べるのが大好きで、なんでも美味しくいただきたい私が、受け付けなかった食品にコーヒーがありました。子供の頃から、コーヒーを飲んだ後、胃がムカムカしてしまい、つい最近まで、何十年も避けてきました。
たくさんの人の食生活に触れる中、やはり私と同じように「胃が痛くなる」「気持ち悪くなる」という方や、薬膳やマクロビの教えより「体を冷やすので飲まない」という方を多くみてきました。私自身も、嗜好品であるコーヒーを無理して飲む必要はないと、自分をなだめてはいたものの、食の美味しさを追求する仲間から「コーヒーを飲めないなんて、人生の楽しみを一部損しちゃっているよ」とまで言われ、いつも残念に思っていました。
そんなとき、東洋医学や自然治療の私の師匠に「ろばやさんのコーヒーであれば、あなたでも飲めるはず」といわれ、トライしたのが、ろばやの「モカブレンドひかり」。まず、ろばやのコーヒー豆は無農薬や有機であるとういこと。そして、この「モカブレンドひかり」は、その私の師匠とつながりがあったろばやの店主が、気分が悪くならず、更に体を冷やさない豆の選出とブレンドを一緒に考えだしたものだというのです。
大人になって、大丈夫かもしれないと何度かトライしたもののいつも失敗し、胃の調子がおかしくなり、どうしても受け付けなかったコーヒー。それが、なんとこのコーヒーだとそれらの不快な感じが全くなく、普通に飲めてしまったのです。びっくりしました。
実は、ワインと同じようにコーヒーを受け付けない人がいる理由の一つに、農薬などが原因となっている可能性があると以前から知ってはいました。加えて、豆の新鮮さなども関係するかもしれないと店主の徳山さん。
徳山さんは、お店を始める前から自分で炒って飲むくらい大のコーヒー好き。特に私のように無農薬でなければ飲めないということではなかったけれど、やっぱり無農薬のものが美味しいというところに行きつき、勿論、体にも良いということで全て無農薬の物で取り揃え、販売するようになったそうです。
コーヒーと紅茶はすべて無農薬・有機。でも良心的な価格
国や地域によって認証の制度が勿論異なるので、無農薬のものということがしっかりと解り、顔の見える生産者さんとのつながりを築いて、取り寄せているそうです。コーヒー豆、茶葉、カカオを育て積むまでの作業をする人たちを大事にするフェアトレードであるということも、当然大切にしています。
また、オーガニックコーヒー・紅茶となると種類が少ない、値段が高いというイメージがありますが、ここではいろいろな産地のたくさんの種類の豆や茶葉をそろえています。更に価格に関しても、他のお店で買うのと変わりないと感謝されるそうです。本当は、手間のかかった豆や、焙煎をしているので、もう少し値段を上げても良いかもしれないのですが、コーヒーや紅茶は比較的、日常的に飲むものなので、どうしてもお客様の負担を減らしたいという思いから、今の価格にしているとのこと。
ろばやに限らず、素材や生産者を大切にするお店さんは、利幅が少ないけれどもお客様のことを第一に考えてくださる方ばかりで、本当に有り難いです。
職人技が光る焙煎と小さい窯で丁寧に炒る愛情たっぷりのコーヒー豆
大きな窯で、大量の豆をコンピューターで焙煎するやり方に対し、ろばやでは店内で少量ずつ、その日の天候や豆の状態にあわせて、丁寧に焙煎します。最大限にそのコーヒー豆が持つ良さを余すことなくお届けするのがろばやのコーヒーです。
味も質も上質!「オーガニックコーヒーはまずい」というのは全くの誤解 ~食品のもつ個性を台無しにしている現代~
ろばやのコーヒーは、まず抵抗なく、すっと体に入り、かつ、それぞれの豆の繊細な香りや味が感じられます。コーヒーやお茶は、ワインなどと同じように、その中に、いろんな味を感じ、香りの持続性、鼻に抜ける香り、後味、余韻など、繊細というか複雑な感覚を楽しめる嗜好品です。
最近、自然系の嗜好品が少しずつ増えてはいますが、やはりまだ慣れないためか、徳山さんいわく「最初、インパクトに欠ける」と感じる人がいるそうです。それは、コーヒーに限らず、現代の農作物を含む食べ物全体が「一見、良いようで、よろしくない”改良”」がされているからだと、いつも感じてしまいます。そして、そうしないと売れないというのは、現代人の味覚が鈍くなっている証拠でもあると私は思います。
その食品を特徴づける味を前面に出すような“解りやすい味”に慣れすぎて、刺激が強い食べ物ばかりが溢れる現代では、”自然の恵み”を感じられることが残念ながらできなくなっているように感じます。本来、そのものが持つ味や香りなどは、比較的ゆっくりと、じんわりと感じられるものであって、その食品を特徴づける味や香り以外の旨味や繊細な香りなどが、きちんとその食品の中に存在しているものが、本物の証拠であり、本当の美味しさであると私は思います。
ろばやは、自然が我々に与えてくれたコーヒーがもつ本来の豊かさをしっかりと伝えてくれる貴重なお店だと思います。
好みやTPOに合わせたチョイス、食べ物との“マリアージュ”まで楽しめる
お店では、質問をすれば、お客様の好みより、おすすめを提案して下さいます。また、食品との相性などについても、聞いてみると面白いと思います。例えば、和食の後に合うコーヒーを選んだり、お菓子の種類や個性によってコーヒーを変えてみたりなど、食事やおやつとの”マリアージュ”を楽しんでみることをお勧めします。
ブレンドもお店ならではのものがあり、たとえば「はらっぱスペシャル」という、アウトドアにあうように工夫を凝らしたものもあります。お店がある国分寺は都会でありながら、自然豊かな武蔵野の大地にある街です。公園やお出かけの際に、香りが持続し、冷めても美味しく飲めるように豆を配合し、それに合わせた焙煎をしているとのことです。
また、液体のアイスコーヒーやカフェインが苦手な方、就寝前にでも飲めるように有機のカフェインレス(ディカフェ)も取り揃えています。そして、コーヒー同様、こだわりの紅茶も全て無農薬のものを豊富に取り揃えており、私も普段、この紅茶を一種、常備しています。また、贈り物に使えるよう、ギフト用の商品もあります。
是非、ご自身、ご家族の食事をより豊かにしてくれるろばやのコーヒーや紅茶を楽しんでみてはいかがでしょうか。
※掲載情報は 2016/03/23 時点のものとなります。
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キュレーター情報
自然派栄養士・ソムリエ
麻乃じゅん
【保有資格】
・管理栄養士
・調理師免許
・製菓衛生士
・ソムリエ(日本ソムリエ協会認定)
・ファスティングマイスター・エキスパート
国内の航空会社に国際線客室乗務員として在職中、ソムリエ資格を取得
退職後、栄養士養成大学で学び
管理栄養士免許をはじめとする食や健康に関する資格を取得
自治体や民間企業、クリニックなどで公衆栄養、集団栄養指導、個別栄養相談などの業務に携わる
現代栄養学や西洋医学の現場で経験を積む中
カラダのみならず、「心・人生を豊かにするための食」について探求し
東洋医学や思想の世界についても学びはじめる
その中で、我々は自然の一部であること、真の食との繋がりに気付く
そして、それら現代人が忘れている大切なことを
伝えるべくフリーランスとしての活動をスタートする
また、福島県に生まれ自然の中で育った者として
2011年の原発事故以降、さらにその思いが強くなり
活動の範囲を広めている
現在も、セミナー、自然系・無添加料理教室、カウンセリング等を通じ
現代社会における“食”との向き合い方を提案しながら、
手作りや料理体験のすばらしさを数多くの場で伝えている。