天保元年から続く漬物専門店の歴史と伝統を、茨城ブランドの梅に込めて

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茨城初の梅ブランド「常陸乃梅」のこだわりの梅干し

天保元年から続く漬物専門店の歴史と伝統を、茨城ブランドの梅に込めて

ここ数年、茨城大学の仕事で水戸に行く機会が増えて、今まで知らなかった茨城の農作物の魅力を知るようになり、大洗・日立・笠間と足を伸ばして地元の美味しい物や生産者さんに出会っています。
茨城といえば……そうです梅ですね! 日本三大庭園のひとつである、水戸の偕楽園。こちらは時の水戸藩主・徳川斉昭公によって設立された、数千本の梅林を持つ広大な公園です。
斉昭公が「梅」を選んだ理由は、大きく二つあります。まず春先に咲く梅の花は、雪を溶かし春を告げる花として多くの人々の心をなごませる存在であるということ。そして梅の実には酸が含まれていることから、この実を食すことで人々の喉の渇きと疲れを癒し、潤してくれる存在であり、梅干は保存もきき、防腐効果、殺菌効果もあるということでした。水戸を中心に茨城県全体へ梅干の文化が広がっていったようです。

 

そんな中で、大洗町で1830年(天保元年)から営業している老舗漬物店『吉田屋』さんの梅干しです。「常陸乃梅」という茨城初の梅ブランドを使った、昔ながらの懐かしい味わいです。果肉もしっかりとしておにぎりに最適。小包装なので海外のお土産にも良いですね!
甘い梅干しは敬遠していたのですが、こちらの「スイート梅」は果肉が柔らかく甘さもフワッとしていて、お菓子代わりに頂いてます。

天保元年から続く漬物専門店の歴史と伝統を、茨城ブランドの梅に込めて
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私が便利だなと思ったのは、梅シロップ「Pure Sweet」です。希釈するので好きな濃さで楽しむことができゼラチンを入れたらゼリーにもなるしの万能シロップで、私はドレッシングを作りました。酸味のある梅ドレッシングになります。
年が明けると水戸は梅の香りで包まれます、春が近いな……と水戸に想いを馳せながら地元の梅干しを楽しむのはいかがでしょうか?

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※掲載情報は 2017/11/16 時点のものとなります。

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キュレーター情報

山田玲子

料理家 salon de R主宰

山田玲子

1995年~浜田山の自宅にて料理教室「Salon de R」を主宰。 小学生の国際交流の活動を通じ、食する事は人の輪なり・・と感じ「美味しい料理はあなたを想う温かい心から」をコンセプトに。 マダムなおうちごはんを大笑いの中、無理なく楽しく大胆に調理!お料理とともにおもてなしのコーディネートから笑いの心意気まで伝授いたします。国内はもとより、NYやヒューストン、スペイン、韓国、シンガポールなど、海外でもレッスンを開催。各地で食を通じて人々と交流を深めている中で「食は一番身近な外交」であると実感。企業の料理教室講師や、食品会社のレシピ開発やケータリング、各種イベントや 食とコミュニケーションなどのタイトルで講演会も多く開催。
2002年家庭画報「とっておきのおかず大賞」審査委員特別賞受賞
著書として
「おにぎりレシピ101」英訳付き ポット出版
「サラダBowlレシピ」大和書房

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