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あの「予約の取れないイタリアン」のもう一つの定番。
「日本一予約の取れないイタリアンレストラン」として一世を風靡した、銀座「ラ・ベットラ・ダ・オチアイ」はご存知ですよね。
開店からもう19年、まだまだ連日満員の大人気店です。落合シェフもテレビでよくお見かけしますが、私も開店前からレシピ本などで大変お世話になっております。
さて「ラ・ベットラ」の代表的なお料理といえば、「穴子のグリル・バルサミコソース」や「新鮮なウニのスパゲティ」などが有名で、3皿のコースはボリュームたっぷり、とってもお得でいつもお腹いっぱいになってしまいます。
しかし、食後のドルチェにも実は名物があるのですよ。
このカスタードプリン、見た目からして懐かしいでしょう。
昨今の柔らかクリーミー系とは一線を画すしっかり固めの生地に、ほろ苦いカラメルソースがたっぷりかかっております。
この「大人の苦さ」が病みつきになって、ついつい「別腹」を発動してまでもオーダーしてしまう、大変キケンなデザートです。
最後のエスプレッソとのマリアージュも完璧です。
本店近くの、小さな工房でテイクアウトができますので、お食事だけでお腹いっぱいになってしまった時も悔しい思いをせずにすみますし、季節のタルトやこれまた名物のフォカッチャもそろっているので、ホームパーティーへの手土産にも、最適です。
※掲載情報は 2016/03/19 時点のものとなります。
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キュレーター情報
料理写真家
今清水隆宏
1965年、東京都生まれ。東京造形大学卒業。1988年よりフリーランスフォトグラファーとして独立。
以後、国内・海外、料理研究家・シェフを問わず主に雑誌、料理レシピ、レストランなどの料理およびその周辺の撮影、書籍企画等を担当。他、百貨店等各種カルチャースクール、地方自治体等にて「料理写真講座」の講師、講演等でも活動。社団法人日本広告写真家協会会員。