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可愛いだけでなくしっかりと美味しい!チャーミングなネーミングは400種類以上
「ダイアモンドケークス」さんは 鎌倉に店を構える“Love&Sweet”をテーマにしたスコーン専門店。
ソフィアコッポラの映画“ヴァージン・スーサイズ”や“マリーアントワネット”にインスパイアされというオーナーの大場美江さん。
ピンクを基調としたガーリーな店内には、可愛らしいルックスの独創的なスコーンがまるで雑貨のように飾られ、まさにマリーアントワネットの世界観に創り上げられています。
スコーンは従来のイギリスタイプではなく、チーズやオリーブ・スパイスの入ったディッシュタイプとストロベリーやクランベリーなどドライフルーツの入っているケーキタイプがあります。
従来のスコーンのイメージを覆すような可愛いルックスで、しかもしっかりと美味しいというのが魅力的。
まるでケーキのような素材&構成のスコーンも多く、“ケーキスコーン”という焼き菓子の新しい形をご提案されています。
なんと今までに考えられたレシピは400種類以上で、今でも週替わりで新作を発表されているそう。
しかもそれぞれのスコーンに、チャーミングな女の子の名前が付けられているんです。
そしてビジュアルだけではなくお味も本格派!
スコーンには厳選された北海道産のバターや小麦粉を使用し、色粉などは一切使われていません。
実は大場さんは以前に洋服のセレクトショップを経営されていて、その当時販売されていたシフォンケーキが大人気となり、お菓子の世界観を実店舗で表現してみたい!と「ダイアモンドケークス」を始められたのだそう。
お洋服のコーディネートとお菓子の素材の組み合わせに通ずるところがあり、考えるのが楽しくてしょうがなく、気が付くとこんなにもヴァリエーション豊富なラインナップになっていたとのこと。
元来お持ちのセンスや美的感覚がスコーン作りにも反映されているわけですね。
従来のスコーンのイメージを覆すような可愛らしくて、しっかりと美味しい新スタイルの“ケーキスコーン”
ホワイトデー限定のアイテムと、春の新作、スペシャリテなどをご紹介させていただきますね。
2016年のホワイトデースコーン『ルビィローズ』
フランボワーズとアマレナチェリー、ピーカンナッツ。
フランボワーズとキルシュのアイシングと淡いピンク色のローズのマジパンでデコールした、乙女心がキュンとトキメクビジュアルです。
生地はお菓子のようにセルクルで焼き上げられているので、綺麗な丸型できめ細かくしっとり。
チェリーとキルシュがエレガントに香り立ち、フランボワーズの酸味とピーカンナッツの香ばしい食感がアクセントになっています。
男性がこのスコーンを自分で買うのは恥ずかしいかもしれないですが(だからこそ、プレゼントされたらトキメクこと間違いなしですが!)、女性同士が感謝の気持ちや愛情を伝えるのにピッタリのギフトですね。
2014年に6周年記念スコーンとして登場した『レオノール』
真っ赤なルックスがとてもキュートで、それ以降も人気を博しています。ドライストロベリーとレモンピール、ラベンダー。真っ赤なアイシングは着色ではなく、イチゴパウダーによる煌めきです。
レオノールはある王妃さまの名前で、クラシカルだけどモダンな雰囲気をイメージし、アラザンも大きめで、マジパンのバラもあえて中心から外してアシンメトリーに配置されています。
生地はキメ細かくしっとりとした食感で、生地だけを食べるとレモンピールのほろ苦く爽やかな酸味と、ラベンダーの香りが際立つのですが、シャリっとしたアイシングも一緒に食べると、テイストが一変!イチゴの鮮烈な酸味がパッと弾けます。
このアイシングは、フルーツピューレとお砂糖のみで作られているので、固めるとジェラートのようになるそう。それだけフレッシュでピュアなアイシングなのです。
オープン当時からのスペシャリテ『マリーアントワネット』
ストロベリーとクランベリー、コンデンスミルク入りの生地にローズジャムで上品な香りもプラス。
仕上げにはストロベリーのアイシングで、マリーアントワネットの“M”の文字が描かれています。
ローズのエレガントなアロマにうっとり。ダイアモンドケークスさんのアイコン的な存在になっています。
こちらはザクッ、しっとりとした食感。特に三角形の先っぽは、ザクッと香ばしく焼き上げられています。
シンプルなビジュアルの『アリエル』
可愛いルックスのスコーンのなかで、最もシンプルなビジュアルの『アリエル』。
ゲランド塩の効いたやさしい甘さのシンプルスコーンです。
時々カリッと小気味よく響くゲランドの塩がポイント。
何もつけずにそのままいただくと、北海道産の小麦粉やバターなど素材の旨みと香りを存分に堪能することができます。
しっとり、ほろっとした食感なのでそのままでも勿論美味しいのですが、少し焼き戻すとまたひと味違うテイストに。
サクッ、しっとりの食感のコントラストが際立ち、ほわっを立ちのぼる湯気とともにやさしい甘みがひろがります。
春テイストの『レイチェル』
クランベリー、クリームチーズ、ホワイトチョコの入った春テイストの『レイチェル』。
なんとさらにコラーゲン入りと女性には嬉しい一品です。
他のスコーンとはまた違う食感で、しっとりとやわらかく、最後にシャリッとグラニュー糖が奏でます。
お抹茶生地の『レイチェル若葉』という妹的なスコーンも。
最近のラインナップでいうと、他にもキャロル、ピッピ、ハナエ、セリカ、ジジetc...と可愛い女の子のネーミングがずらり。
聞いているだけ、見ているだけで、心トキメクスコーンの数々。スコーンがシンプルな焼き菓子から、ケーキのようなリュクスな焼き菓子へと見事に昇華されています。
400種類以上ものレシピがあるので、季節やイベントによって様々な種類が登場するのも楽しみのひとつ。
色々なシーンやシチュエーションに合わせて、ぜひお好みの“ippin”を見つけてみてくださいね!
※掲載情報は 2016/03/13 時点のものとなります。
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キュレーター情報
スイーツコーディネーター
松本由紀子
スイーツコーディネーター&ライター。
一般雑誌、菓子専門誌、TV、ラジオ、webサイトと多岐にわたり、ライター&コメンテーターとしてスイーツ情報を発信。スイーツ関連メーカーのコンサルティングを務め、商品開発、コラボ商品の企画、マーケティングに携わる。スイーツ講座(定期/単発)の講師も務める。
10名のパティシエの珠玉の一品!を集約したDVD 『Sweets美術館』をプロデュース&出演。
http://www.amazon.co.jp/Sweets美術館-2012-松本由紀子/dp/B00BPJSFF2
百貨店催事やイベントをプロデュースし、「スイーツコーディネーター松本由紀子セレクション」なる冠催事を展開。
*2012年11月~:フランスフェアー@JR大阪三越伊勢丹
*2014年2月:サロン・デュ・ショコラ@JR大阪三越伊勢丹
*2015年2月:アムール・デュ・ショコラ@大阪高島屋
*2015年10月~:松本由紀子セレクション@阪急うめだ本店
ORIGINE KOBEの広報を務める。
http://r.gnavi.co.jp/ippin/article-2060/