養蜂家の熱い想いが溢れた1年の間に1度だけ作る廣田養蜂場の極みのはちみつ

養蜂家の熱い想いが溢れた1年の間に1度だけ作る廣田養蜂場の極みのはちみつ

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下関の養蜂家が最高のタイミングで作る極上はちみつ

今回ご紹介するはちみつは山口県下関にある廣田養蜂場の極みシリーズから3点。れんげ、櫨(はぜ)、椎(しい)です。

 

皆さんは、はちみつの一番美味しい時をご存知ですか?それは巣の中で熟成されたばかりのはちみつです。

養蜂家の熱い想いが溢れた1年の間に1度だけ作る廣田養蜂場の極みのはちみつ

巣の上、白い部分が完熟したはちみつで、黒く光っている部分はほぼ完成する花の蜜です。ミツバチが一所懸命極上の【はちみつ】に仕上げているところです。

 

繊細な味の違いがわかる養蜂家さんはこの一番美味しいはちみつを知っています。糖度が高く、しかも花の香りが最も引き立つフルーティーな時。これを逃すと非常に残念な味わいになってしまいます。

 

1日遅れて絞っただけで味がぼけてしまうため、極上はちみつを作ることはとても神経を使う作業です。そのため一年のうちに1回しか作れません。

 

この極上はちみつは濾過しすぎず(ミツバチの死骸や、巣のかけらなどを取り除く程度)完全に非加熱。ミツバチが主食に食べているはちみつとほぼ同じ味です。

 

海外のはちみつ規格をクリアできるくらい品質の高いはちみつ3点のご紹介です。

1.ギリシャ神話にも登場する【れんげ】が蜜源の生はちみつ

ギリシャ神話にはれんげはよく登場してきます。

 

昔、ギリシャの女神がしつこい男性から逃れるために、れんげに姿を変えていた所、神殿にささげる花を摘みに来た姉妹がこの花を摘んでしまいました。すると摘まれた茎から赤い血が流れ、女神が姿を変えていたことがわかり、姉が身代わりにれんげになったそうです。そして「花はすべて女神が姿を変えた物。もう花を摘まないで」と言い残したということです。

 

神話では悲しいお話ですが、この可憐な花を見るとついつい摘んでしまいます。そのためムラサキツメクサとも呼ばれていますね。

 

また、このれんげ、正式和名は【紫雲英 ゲンゲ】と言います。

 

一面に咲く紫の花が低く垂れこむ雲のようだということからこの名前が付いたとも言われています。だからと言ってゲンゲが訛ってれんげになったわけではなく、紫の花が輪になって咲いているところがハスの花(蓮華)に似ているので【レンゲソウ】と呼ぶようになったそうです。

 

様々な由来があるれんげですが、花蜜がたくさん出るのでミツバチには貴重な蜜源となります。けれど近年はほとんど見ることができなくなってしまいましね。

養蜂家の熱い想いが溢れた1年の間に1度だけ作る廣田養蜂場の極みのはちみつ
養蜂家の熱い想いが溢れた1年の間に1度だけ作る廣田養蜂場の極みのはちみつ

下関にある廣田養蜂場はわざわざ種を撒き、れんげはちみつを作っています。化学肥料、農薬は不使用。

 

マメ科の植物でもあるれんげは、口に含むと草花特有のフワッとした軽やかな甘さから酸味を伴う濃厚な甘さへ変化していきます。一般的なれんげのはちみつは石油系の薬っぽさがあるように感じますが、この極みシリーズのれんげにはそれがありません。

 

初めてはちみつを食べるお子様、昔のはちみつ知っている祖父母の方にもお勧めです。

養蜂家の熱い想いが溢れた1年の間に1度だけ作る廣田養蜂場の極みのはちみつ

2.数年越しに採れた憧れの櫨(はぜ)はちみつ

櫨(はぜ)という植物をご存知でしょうか? 櫨(はぜ)はウルシ科の植物で、実から採れるロウ成分だけで作られる和ロウソクは、ススが少ないということで大変高価なロウソクとして珍重されています。鬢付け油として、現在でも日本髪、力士の髷などになくてはならない油です。また歌舞伎役者や舞妓さんの白粉にもこの櫨(はぜ)ロウが使われているそうです。

 

ただこの櫨(はぜ)、近年では頻繁に伐採されてしまうようです。

養蜂家の熱い想いが溢れた1年の間に1度だけ作る廣田養蜂場の極みのはちみつ

下関でやっと見つけた櫨(はぜ)の林で数年越しに採れた完成度の高いはちみつが、このはちみつです。

 

粗く濾過したからこその華やかな甘さが際立つ香り。この香りは精油のように心地よく、口に含むとねっとりとした舌触りです。味わいとしてはフルーティーなナッツのような甘さから、唾液と混ざることでビターなほろ苦さがほんの少し漂ってきます。

養蜂家の熱い想いが溢れた1年の間に1度だけ作る廣田養蜂場の極みのはちみつ

鶏とカシューナッツ、玉ねぎをオリーブオイルでさっと炒めてレモン、粗塩、櫨(はぜ)はちみつのレシピなんていかがでしょうか?

 

最近女子度が下がり気味の方。このはちみつで一気に女子度を上げましょう!

 

ホワイトデーのプレゼントに悩んでいる方。お勧めですよ。

3.花が咲いても蜜が出ないことが多い椎の樹のはちみつ

椎(シイ)の樹は大木になり実を食べることもできます。香りが強く、開花季には数キロ離れていてもわかると言われています。ただ花が咲かない年もあり、咲いても蜜が出ない年があったりと、養蜂家泣かせの樹木でもあります。

養蜂家の熱い想いが溢れた1年の間に1度だけ作る廣田養蜂場の極みのはちみつ

蜜が出た時を逃さないように、椎(シイ)の木のそばに巣箱を置き、毎日ミツバチの様子をチェックします。人工的なものは極力使わず、ミツバチの持つ自然な力を引き出すための努力。2代目代表の廣田道久氏が目指す究極のはちみつ作り。

 

そしてやっと採れたのがこの椎(シイ)の木のはちみつです。

養蜂家の熱い想いが溢れた1年の間に1度だけ作る廣田養蜂場の極みのはちみつ

フローラルな香りはよくここまで出せたと感心するほどです。

 

椎(シイ)の実はビタミンcが多いと言われています。実際にはちみつを口に含むと酸味と甘さのインパクトがとてもあり、納得しちゃいます。この豊潤さは樹で完熟した長崎のみかんのようです。

 

本来椎(シイ)の木はブナ科の植物ですがこのはちみつにはエグミや渋さがなく、後味にほんの少しビターな苦みがあるものの、すっきりとしたフルーツエキスのようです。カリッと焼いたスコーンにたっぷりつけて頂くのもいいですね。

 

はちみつが大好きな大人の女性へのプレゼントにぜひどうぞ。

※掲載情報は 2016/02/14 時点のものとなります。

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キュレーター情報

平野のり子

日本はちみつマイスター協会代表理事

平野のり子

2009年日本初のはちみつ資格         
「特定非営利活動法人 はちみつマイスター養成講座」の本部講師として通信講座のテキスト作りやテイスティング講座・はちみつ美容講座などを開催。

以前から鬱があり、はちみつを食べる事ですっかり元気になる。

この経験をもとに、2012年「一般社団法人 日本はちみつマイスター協会」を立ち上げ、一つひとつのはちみつが持つ個性や特徴を引き出す食べ方や使い方をご紹介。   

主に通学講座、セミナー、テレビ、ラジオ、雑誌等ではちみつの素晴らしさを紹介。その他レシピ製作、企業セミナー、はちみつ専門店の社員教育等も行う。

毎年8月にはちみつづくしのイベント「はちみつフェスタ」を主催。
はちみつ好きには堪らないイベントとして定着。http://www.83m.info/event/2014-festa.html

また監修本、美肌になるための衣食住に使えるレシピ本「美肌メソッド」は河出書房から絶賛発売中。

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