ミツバチの大量死をきっかけに農薬使用禁止へ。最先端農業国フランスのBioはちみつ

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ミツバチの大量死をきっかけに農薬使用禁止へ。最先端農業国フランスのBioはちみつ

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シェイクスピアのハムレットにも出てくるローズマリー

地中海沿岸が原産国といわれるローズマリーは、シェイクスピアの戯曲、ハムレットにも登場します。ヒロインのジュリエットがロミオに「わたしを忘れないで」とローズマリーを手渡すのですが、ヨーロッパなどでは今でも貞節のシンボルとして花嫁の花輪やブーケに使われることが多いようです。
美容に効果的といわれるほか、不安や緊張を和らげることからメンタルハーブとしても知られています。
※株式会社常盤植物科学研究所調べ
http://www.tokiwaph.co.jp/herbs/2014/08/rosemary.html

ミツバチの大量死をきっかけに農薬使用禁止へ。最先端農業国フランスのBioはちみつ

また、2016年には東京工科大学の応用生物学部の佐藤拓己教授らの研究チームにより、『ハーブ・ローズマリー由来の「テルペノイド・カルノシン酸」がアルツハイマー病を抑制することを発見しました』というリリースが発表されました。
※東京工科大学プレスリリース
http://www.teu.ac.jp/press/2016.html?id=276
花蜜の中にはこれらの機能成分が僅かながら含まれることもありますが、ヨーロッパでは古くから女性のはちみつとして必ず常備されているのがローズマリーはちみつです。

Bioへのこだわりを貫くフランスのはちみつに魅了されて

食の国でありBio(オーガニック食品)が充実したフランスのはちみつ。
今回ご紹介するフランス産オーガニックローズマリーはちみつを輸入しているのは、元々会社員をしていた板倉氏。旅先でさまざまな色・香り・味わいのはちみつがあることを知り、フランスのオクシタニー地域圏(旧ラングドック地域)にあるRucher de ’Estagnol 社の先代からはちみつへの熱い想いと熱意を聞いたことで「このはちみつを輸入しよう」と決心したものだそうです。

 

粘度が高めながらすっきりとしたローズマリーの花の香りと深い味わい、後から喉の奥に立ち上がるほろ苦さがやみつきになります。熟成度を高めて採蜜をする先代の教えをしっかり護りながらミツバチや環境への取り組みにもこだわり続ける養蜂家のMendez Thierryさん。ちなみに日本では湿度が高いためハーブ系はちみつを採ることは非常に難しいそうですよ。

ミツバチの大量死をきっかけに農薬使用禁止へ。最先端農業国フランスのBioはちみつ
ミツバチの大量死をきっかけに農薬使用禁止へ。最先端農業国フランスのBioはちみつ

オクシタニー地域圏ってどのあたり? あまり馴染のない地名ですがフランスの南部、地中海に面したスペインとの国境に位置するワインの生産も盛んな地域です。

ミツバチの大量死をきっかけに農薬使用禁止へ。最先端農業国フランスのBioはちみつ

第2次世界大戦以降有機農業が飛躍的に拡大しているフランスは、特に養蜂に関してもいち早く農薬使用の規制が行なわれてきました。

 

皆さんも耳にしたことがあると思いますが、CCD(蜂群崩壊症候群)という蜂の大量死が2002年にフランスで起こりました。ネオニコチノイド系農薬(稲などのカメムシ防除のための水溶性の農薬)が原因ではないかとの見解のもと、世界の中でいち早く農薬の使用を禁止しています。その後2006年にはアメリカでもミツバチの大量死が発生し、翌年には北半球の25%のミツバチが消失して世界中を巻きこむ大騒ぎになりました。
ドイツやオーストラリアなどでも農業におけるネオニコチノイド系農薬の使用を制限していますが、2016年3月、ついにフランス議会で2018年9月からのネオニコチノイド系農薬禁止法案が可決されました(http://organic-newsclip.info/nouyaku/neonico-table.html)。

 

今や世界の食物の約70%はミツバチの花粉交配によるとも言われているくらい人間にとってミツバチは大切な生物です。アルキメデスがミツバチが居なくなったら4年後には人類は滅亡すると言っていたことを思い出します。

はちみつのBioが当たり前になる日が来ることを願って

ミツバチが元気に活動してくれるためにはBioオーガニックを広めていくことが必要です。
フランスの約90%の人はフランスのオーガニックマークAP(AGRICULTURE BIOLOGIQU)を知っているそうですから見習いたいものです。

ミツバチの大量死をきっかけに農薬使用禁止へ。最先端農業国フランスのBioはちみつ

フランスのBioに関して調べていたらこんなQ&Aが掲載されていました。
(フランスニュースダイジェストhttp://www.newsdigest.fr/newsfr/features/4777-about-bio.html
Q.(Bioと認定する際)野菜や果物は想像がつきやすいが、例えば1カ所に固定できない蜂などを扱う場合はどうするの?
A.確かに蜂は移動しますが、一定の地域しか飛びません。この蜂の飛ぶ地域が、ビオ製法で作られている畑ばかりなのです。つまり、蜂が吸う蜜の花や木がビオなので、蜂蜜もビオになるわけです。もちろんそれだけではなく、巣箱に使用している塗料も無機塗料をするなど、蜂蜜作りに触れるものに気を配る必要があります。
(回答者:蜂蜜生産者 ジャン=ポール・クウト氏)

 

本来は当たり前のことが当たり前でなくなっている昨今。フランスの凛としたこだわりを見た気がします。
品質の高さと機能性、更に美味しさのバランスが取れたローズマリーはちみつ。一度召し上がってみてください。カリカリに焼いたバゲットにたっぷりつけたローズマリーはちみつは格別です。

紹介しているお店
オーガニックはちみつ板倉商店

※掲載情報は 2018/01/02 時点のものとなります。

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キュレーター情報

平野のり子

日本はちみつマイスター協会代表理事

平野のり子

2009年日本初のはちみつ資格         
「特定非営利活動法人 はちみつマイスター養成講座」の本部講師として通信講座のテキスト作りやテイスティング講座・はちみつ美容講座などを開催。

以前から鬱があり、はちみつを食べる事ですっかり元気になる。

この経験をもとに、2012年「一般社団法人 日本はちみつマイスター協会」を立ち上げ、一つひとつのはちみつが持つ個性や特徴を引き出す食べ方や使い方をご紹介。   

主に通学講座、セミナー、テレビ、ラジオ、雑誌等ではちみつの素晴らしさを紹介。その他レシピ製作、企業セミナー、はちみつ専門店の社員教育等も行う。

毎年8月にはちみつづくしのイベント「はちみつフェスタ」を主催。
はちみつ好きには堪らないイベントとして定着。http://www.83m.info/event/2014-festa.html

また監修本、美肌になるための衣食住に使えるレシピ本「美肌メソッド」は河出書房から絶賛発売中。

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