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2015年5月1日にザ・プリンス パークタワー東京より発売された、都内ホテル初のクラフトビール「The Park Weizen」(ザ パーク ヴァイツェン)」。様々なビール風飲料が増える中、発売前に味わう機会を得たビール好きの筆者にとって、改めて“ビールの価値”を感じた感動の1本であった。
早速発売日に合わせて本連載で紹介。“ステマ記事”と誤解を受けるタイミングではあったが、やはりイイものはイイ。クォリティの確かな商品は消費者のハートを掴むものだ。好評を博したようで冬バージョンにリニューアル、このたび第2弾が発売されることに。
その名は「Tower Beer(タワービール)」。注目すべきは、麦芽の酸味の中に感じる果実やレーズンを思わせるフルーティーな香り、そして容量。
“333ml”
勘の良い読者であればお気づきだろう。東京都港区芝公園に位置する、ザ・プリンス パークタワー東京から最高の眺望が楽しめる“東京タワーの高さ”と同じだ。
そもそもこれらクラフトビールは、ホテルの女性ホテリエによる企画プロジェクト「TOKYO HONEY PROJECT」がその発端。同ホテルのコンシェルジュやパティシエ、ブライダルなど様々な部署から 20 名の女性 ホテリエが集結した。
「女性の笑顔が集まるホテル」を目指し商品やサービスを企画するプロジェクトだ。女性でも飲みやすく、食事や女子会にふさわしい華やかなクラフトビールを作りたい、という思いから生まれた一品なのだ。
夏のビールの美味しさは格別だが、冬の暖かい部屋で味わうビールもまた一興。夏は喉ごしだが、冬のビールはフレーバーを愉しみたい。大人のためのビールと言えそうだ。
女性に優しいホテルが男性にも支持されるのは定石。ホテルから生まれた女性の心くすぐるクラフトビール。きっと男性のハートも掴むことだろう。
※販売期間:2016 年 1 月 9 日(土)~2 月 29 日(月)
※掲載情報は 2016/01/09 時点のものとなります。
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キュレーター情報
ホテル評論家 旅行作家
瀧澤信秋
ホテル評論家、旅行作家。All About公式ホテルガイド。ホテル情報専門サイトHotelers編集長。日本旅行作家協会会員。日本を代表するホテル評論家として、利用者目線やコストパフォーマンスを重視する取材を徹底。その忌憚なきホテル評論には定評がある。フィールドは、ホテルステイからホテルグルメ、ホテルにまつわる社会問題までと幅広い。テレビやラジオ、雑誌などへの露出も数えきれず、業界専門誌への連載も手がけるなどメディアからの信頼も厚い。また、旅行作家としても旅のエッセイなど多数発表、ファンも多い。2014年は365日毎日異なるホテルへチェックインし続ける365日365ホテルを実践中。「365日365ホテル 上」(マガジンハウス)として上半期のホテル旅の記録をホテルガイドも兼ねて上梓した。著書に「ホテルに騙されるな!プロが教える絶対失敗しない選び方」(光文社新書)などがある。