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LE MUSEE DE H KANAZAWA
大麦バウム(M)
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石川県ご出身の辻口博啓シェフが「小松市の名産を使ったスイーツを」と、市からの熱い要望を受け開発されたのが「大麦バウム」。小松市の名産はトマト、にんじん、かぼちゃなど数多くありますが「大麦」もそのひとつ。ふわっと軽い食感と自然な甘さでおいしいです。廻りにお砂糖がついていて「シャリッ」とした食感もあり、口溶けがとてもなめらか。石川県限定販売で、金沢にある辻口シェフのお店以外では、こまつ空港や金沢駅で買えます。特にこまつ空港ではダントツの人気。飛行機より速く飛ぶように売れるのでは?と笑い話に例えられる事もあるとか。大人気のバウムクーヘンです。
先日、小松市で開催された「米・食味分析鑑定コンクール国際大会」にて、小松市の和田市長、辻口シェフとパネルディスカッションをさせて頂くご縁がありました。ディスカッションのテーマは「安全・安心・おいしい食ブランドと地域づくり」。1時間ほどでしたが、今の日本では「地域食材を活かす」という事がいかに重要であるか、そしてそれが日本の食文化を支えているのだと改めて実感しました。
和田槇司 小松市長、辻口博啓シェフ
辻口シェフに大麦バウムの開発秘話を伺う中で、「大麦ペーストと生地の配合に成功できた時点で、ほぼ達成が見えた」そうです。粉と大麦を合わせるのではない、なめらかな大麦ペーストを生地になじませる事で、全体がしっとり仕上がる。そして味は、個性的になり過ぎないよう工夫されたそうです。シェフ曰く「バウムクーヘンのように‘多くの方に馴染み親しまれているお菓子の味’は、極端な個性を持たせては大ヒットに繋がらないんです」との事。これはスイーツに限らず「食」全般に言える事かな、とも感じます。
そんな、空前の大ヒットを呼んでいる「大麦バウム」。私も石川県に行ったら必ずと言って良いほど買います。自宅で食べてもいいし、箱がしっかりしているのでお土産にもいい。以前は「お土産のお菓子は、個包装になった小分けがいい」と言われた時もありますが、おいしくて価値ある物はそんなセオリーをも塗り替えるのでしょうね。
大麦バウムの大ヒットで、ディスカッションの最後には客席からも「小松の名産はまだまだ沢山あります。ぜひ、バウムの味のシリーズ化を」との熱いリクエストも。また、「東京オリンピックの公式スイーツとして五輪(五色)は?」とのご意見も。地域名産を活かしたスイーツがどんどん発信されると嬉しいですね。石川県に行かれた際は 「大麦バウム」をぜひ。
※掲載情報は 2015/12/14 時点のものとなります。
フードジャーナリスト
里井真由美
2012年食専門家として独立。グルメ誌で連載開始、世界15カ国以上のレストランに着物で伺うスタイルが話題に。テレビ番組はコメンテーターやグルメレポート等2年間で70以上に出演。現在「jcom街声!グルメランキング」レギュラー出演中。
最近では講演、大学講座、コンテスト審査員、日本の食文化を高めるべく海外のクールジャパンセレモニー出席や、お米の世界大会審査員等国際的に活躍の場を広げ、2015年ミラノ万博日本館のオフィシャルサポーターにも任命される。
<兼任>
◎(社)日本ソイフードマイスター協会顧問
◎ 日本の食の親善大使「食のなでしこ」
◎ 米食味鑑定士、唎酒師、オリーブオイルソムリエ
◎ ASEAN食のコンシェルジュ
◎ 「たべあるキング」和食・フレンチ・アジアン担当
【テレビ出演】
■NHK「美の壷」■テレビ朝日「関ジャニの仕分け」■日本テレビ「メレンゲの気持ち」■フジテレビ「笑っていいとも」■TBS「花まるマーケット」他