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注目のシェフパティシエが作る2015年のクリスマスケーキ
お菓子屋さんにとっては1年でもっとも忙しくなるのが、12月のクリスマスです。昔はお店ごとにクリスマス用のケーキも種類も少なかったですが、最近はお店でも種類が増え、店舗によってはデパートごとに限定品を用意するなど、お菓子屋さんにとっては今まで以上に忙しくなってきています。
12月に入るとお店でもクリスマスケーキの予約が始まってきますが、先日訪問してとても魅力的なケーキが多く、ぜひオススメしたいと思ったお店、東京都文京区本郷にある【AVRANCHES GUESNAY(アヴランシュ・ゲネー)】のクリスマスケーキを紹介します。
【アヴランシュ・ゲネー】は、2015年9月5日にオープンしたばかりのお店で、以前お店や講習会などにもきてもらった、上霜考二(うえしもこうじ)氏がオーナーでシェフパティシエを勤めています。海外のパティスリーから、日本のレストランやパティスリーで働いてきた方で、2011年に公開された映画『洋菓子店コアンドル』では製菓監修もつとめてきた方です。
クリスマス用のケーキも色々ある中で、オススメしたいのがこの「ジルベール」です。ムース系の生菓子をいただいたのですがとても美味しく、この「ジルベール」もドゥルセのムース(ホワイトチョコにいろづけしたもの)が使われているとのことで、ぜひ食べていただきたいケーキです。また、アンズのコンポートとコーヒーのクリームの組み合わせもとても印象的で、自分が作るケーキでは思いつかない、とても上霜さんの好みが感じられる点も気になっています。
他にも、「ノエルフロマージュ」、「フレザリア ノエル」、「ムースショコラノエル」、「クリスチャン」などのクリスマス用のケーキと、最近日本でも目に付くようになってきた「シュトーレン」もありますので、ぜひクラッシックで雰囲気のある内観を楽しみながらお店でケーキ選びをしてもらえたらと思います。
※予約の受付は店舗のみ、予約数になり次第終了になりますので、事前に店舗への確認をしてください。
※掲載情報は 2015/12/08 時点のものとなります。
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キュレーター情報
EN VEDETTE オーナーパティシエ
森大祐
1978年、岐阜県出身。東京製菓学校を卒業後、「ロイスダール」、「グランド ハイアット 東京」などの都内パティスリーに勤務。2007年に渡仏しパリの「ローラン・デュシェンヌ(M・O・F)」、「モワザン」にて研鑽を積む。「モワザン」ではシェフ・パティシエとして勤務し、フランスで学ぶ日本人パティシエの支援、日仏のパティスリーの架け橋になればとの想いから、「Le Pont Artisans(エッフェル会)」を設立し、会長として活動に取り組む(現在は日本支局長)。現在は、「En Vedette(アンヴデット)」のオーナーとして活動中。TV、雑誌、書籍などでの活動や、「Le Pont Artisans(エッフェル会)」、「セルクル・デ・シェフ」などでシェフの地位向上を図る活動も行っている。
書籍:「プロのための製菓技法 チョコレート」、「モダン・フランス菓子の発想と組み立て シェフ8人それぞれの解釈と技法」、「タルトの発想と組み立て: 6人のパティシエのアイデアと技法」(全て誠文堂新光社)11月9日発売