シャインマスカット
福楽園 京都府京丹後市久美浜町壱分
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マスカットの名に相応しい真のシャインマスカット。
種無しで皮ごと食べられるぶどうとして有名なシャインマスカット。最近では一般のスーパー等でも売られているのでご存知の方も多いと思います。それに伴い、日本全国で作られるようになり、年々生産量が増えてきています。このように全国的に作られるようになったシャインマスカットですが、今回ご紹介するのは京都府京丹後市久美浜町にある福楽園で作られているシャインマスカットです。
仕事柄あらゆる産地のシャインマスカットを食べますが、こちら福楽園さんのシャインマスカットはずば抜けて美味しいです。
特に私が気に入っているのはその香りです。シャインマスカットは糖度が高く美味しいと評判の品種ですが、マスカットという名がつくだけあって口に含んだ時に鼻から抜けるマスカットの香りも特徴です。福楽園さんのシャインマスカットは口に含むたびに甘さだけでなく、鼻から抜けるマスカットの香りで2度楽しませてくれます。
シャインマスカットに限らず、日本中のあらゆる場所、であらゆる品目の青果物が作られています。しかし、当然ながら、産地ごと、農協ごと、生産者ごと、もっと言うならば生産者の園地ごとにもできる作物に出来不出来があります。
京都の久美浜という場所は海も近くミネラルを多く含んだ海風がその土壌を豊かにしてくれます。そのような環境の中で福楽園さんでは栽培方法にも拘っておられ、肥料の大半は有機肥料を使うなど栽培の中で環境負荷が掛からないよう努めておられます。そのような土地、生産者が作るものが美味しくないはずがありません！
果物は野菜に比べれば単価が高いものです。シャインマスカットは果物の中でも高い部類のものですが、スーパーなどで食べてみられて興味をお持ちになられたならばその最高級グレードをお試しになり、その違いを楽しまれてみるのも面白いのではないでしょうか？
福楽園
京都府京丹後市久美浜町壱分
※掲載情報は 2015/09/25 時点のものとなります。
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キュレーター情報
ベジタブルフルーツアドバイザー
小坂洋平
1979年 京都市生まれ。立命館大学卒業。神戸の青果貿易会社にて勤務後、京都青果中央卸売市場にて取締役職を務め市場運営に携わる。
そのような経験から青果物、特に果物の現状に強い興味を持ち「食育」という観点から講演などを行い「産地」と「消費地」を結ぶ懸け橋となる活動に取り組む。
現在は京都の老舗フルーツパーラークリケットにて「楽しむ食」をいかに生活に取り入れ、人生の最後まで「食」を楽しむライフスタイルを提案。
日本野菜ソムリエ協会所属。
