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こちらの栗きんとんは岐阜の美濃地方の郷土菓子で、栗にこだわる恵那川上屋さんが恵那山の麓の恵那・中津川地域で採れる恵那栗の中から厳しい栽培基準、出荷基準を満たした高品質の「超特選栗」を契約生産者から全て買取り、それらの「超特選栗」に少しの砂糖を合わせて炊き、一つ一つ手絞りで仕上げたこだわりの高級栗きんとんです。
栗の品種や収穫期によって砂糖の量や炊き時間を工夫しているそう。栗の一番おいしい時期、品質、鮮度にこだわって作られているため、いつでも購入出来るわけではありません。私はこの栗きんとんを2ヶ月前に予約して、新鮮な栗が採れる時期の都合の良い日を選んで送って頂きました。
余計なものの味が一切しない!和栗感100%の自然な優しい味
とにかく、恵那川上屋さんは栗へのこだわりがすごいんです。
こだわり1
栗博士が長年研究した「超低樹高栽培法」。太陽の光をたくさん浴び、生産者の負担を軽くた生育方法、剪定方法で、健康で品質の良い大きな栗を収穫すること。
こだわり2
栗は鮮度がいのち。早期に収穫された栗は手早く、厳密な選果を経て午後には納品されます。工房に届いた栗はすぐに漉し粉(こしこ)に加工。特殊な冷凍システムで旬を冬眠させます。思い切った工夫で生産者は安心して栽培に従事でき、工房からは皆さんにいつでも採れたてのおいしさをお届けしています。
こだわり3
「桃栗三年〜」と云われますが、栗を苗から育て、おいしい栗が収穫されるまでに、約5年の月日がかかります。真心込めたおいしいお菓子を一人でも多くの皆様に召し上がって頂き、栗の苗を一本ずつ増やしていくこと。いつかは恵那山の麓に広大な栗畑が広がり、全ての栗菓子をふるさとの栗でまかなえることを夢見て、心をこめて栗きんとんを絞っています。
こだわり4
土から「ふるさと」づくりを考える頼もしい生産者がいます。一粒の栗を珠玉のお菓子にしつらえる栗菓子職人がいます。栗の収穫を楽しみに待って下さるお客さまがいます。生産者とお客様、その架け橋となる「恵那川上屋」。この繋がり「和」を私たちは「栗人(くりうど)」と名付けました。一つの和の中で同じ喜びを分かち合えることが私たちの大いなる歓びです。
以前このような栗きんとんを食べたことがあったので、なんとなく想像していたのですが、この栗きんとんは以前のものとは全然違いました!家で栗を茹でて少しの砂糖を加えて形成したような、本当に自家製みたいに自然の味がしたので驚きました! 自然で優しい甘みなので一度に幾つも食べられます。甘いものが苦手な方にも気に入って頂けるのではないかと思います。
このこだわりから生み出される「栗きんとん」を、ぜひ皆様にも味わっていただきたいと思います。
※掲載情報は 2015/09/22 時点のものとなります。
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キュレーター情報
料理研究家
売間良子
外資系企業の役員秘書として従事。結婚後、インターナショナルスクールに通う5人の子供たちの子育てが落ち着いたのを機に、麻布で料理教室「グルメ クッキング ファクトリー」をスタート。家庭で簡単にレストランの味を目指す「おもてなし料理」と「健康&美肌クッキング」教室が好評。又、インターナショナルな環境で経験してきた外国人のホームパーティ、おもてなし術も伝授。料理教室での試食はワインとお奨めチーズと共に。友人宅のようにリラックスして楽しんで頂くことが心情。
(取得資格)
全国料理教会認定准教師資格
全国料理技術検定・上級
NPO日本食育インストラクター
ラフォンテ・イタリア料理研究家養成コース修了
Wiltonコース修了
CEYJapanケーキポップス・ディプロマ取得
食品衛生責任者