天然酵母で発酵させる自然派ワイン!北海道三笠市「タキザワワイナリー」

天然酵母で発酵させる自然派ワイン!北海道三笠市「タキザワワイナリー」

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天然酵母で発酵させる自然のままのワイン

北海道三笠市の達布地区にある小さなワイナリー、TAKIZAWA WINERY(タキザワワイナリー)。オーナーの滝沢信夫さんが御年60歳からブドウ作りを始めたワイナリーです。2004年から約1haを2年間かけて開墾。2006年にピノ・ノアール500本、ソーヴィニヨン・ブラン700本を植えました。葡萄畑はできるだけ無農薬にこだわり、農薬も殺虫剤もできるだけ使用せずに葡萄を作っています。畑に行くと葡萄畑には虫が元気いっぱいに活動しています(笑)。とくにこだわっているのが、葡萄そのものが本来持っている自然の酵母を使って発酵させるワイン造りです。既存で販売されている培養酵母を使っていません。タキザワワイナリーの自社畑で栽培しているピノ・ノアールとソーヴィニヨン・ブランは、毎年本数が限られているので、発売と同時に完売してしまうという人気ぶり。ソーヴィニヨン・ブランをはじめて飲んだとき、そのシャープな酸味と薫り高い味わいの調和に感動、日本のワインの未来を感じたのです。いつ発売か分からないのでワインがリリースされる季節になるとホームページを毎日チェックして見張ります(笑)。限定でひとり数本しか買えない時もありますが、人気があるので仕方がありません。今年のワインはどんな味わいを見せてくれるのでしょう。

天然酵母で発酵させる自然派ワイン!北海道三笠市「タキザワワイナリー」

こちらはタキザワワイナリーの葡萄畑。「雑草や虫も大切な役割を持っています、雑草取りは大変だけどね」と語る滝沢さん。

天然酵母で発酵させる自然派ワイン!北海道三笠市「タキザワワイナリー」

まだ出来上がったばかりの醸造施設。こちらではショップも併設され、ワインを購入することができます。結構な量が楽しめる3種類のワインを500円で試飲することもできるので運転をしない方は是非どうぞ。昨年は11月のヌーボーの季節に「タキザワヌーボー」をリリースして札幌の飲食店などでも使われていました。

天然酵母で発酵させる自然派ワイン!北海道三笠市「タキザワワイナリー」

陽当たりのよい斜面に植えられているソーヴィニヨン・ブランは実に生き生きとして。

天然酵母で発酵させる自然派ワイン!北海道三笠市「タキザワワイナリー」

60歳から開墾して10年。今も挑戦を続ける滝沢信夫さん。

 

ここ数年は北海道のみで古くから食用として栽培されている「旅路」、という品種をワインにするという冒険をして話題になりました。これがスッキリとした辛口のワインとして評判となり人気となっています。今年のワインもどんな味になるのか楽しみです。

 

TAKIZAWA WINERY(タキザワワイナリー)
住所:北海道三笠市川内841-24
※主にホームページ通販と直売所の販売が主流となっています。

※掲載情報は 2015/07/27 時点のものとなります。

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キュレーター情報

井出美香

寿司屋の女将 ブロガー

井出美香

「寿司屋のおかみさん小話」ブログを主宰して10年。
札幌すすきのにある「鮨処いちい」の女将。
日々お店で奮闘しつつ北海道の食と観光情報をブログで発信中。
北海道ぐるめブログ大賞を受賞。家庭料理や創作寿司などを載せた著書「おかみさん食堂」がある。創作寿司レシピの監修、旅のコラム、食のエッセイ執筆。利き酒師・中小企業アドバイザー・テレビコメンテーター・ラジオパーソナリティ・エッセイストなど多方面で活動。子育てを終えた今、ゆったりのんびり生きることを楽しんでいる。

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