【石川・輪島】ブームの高級魚「のどぐろ」を贅沢に茶漬けで食す。

【石川・輪島】ブームの高級魚「のどぐろ」を贅沢に茶漬けで食す。

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素材の良さと調理法との対決。あえて「漬け」にしていただく贅沢さ。

【石川・輪島】ブームの高級魚「のどぐろ」を贅沢に茶漬けで食す。

島根県出身のテニスプレイヤー錦織圭選手が、昨年の全米オープンテニスで準優勝という快挙を成し遂げて帰国。その時の会見で、帰国してやりたいことについて、和食が好きだとし「のどぐろがあったら食べたい」とコメントしてから、大ブームになった昔から人気がある高級魚「のどぐろ」。

 

のどぐろは、きれいな紅色の身体が特徴で、沖合の深い漁場に生息していて、日本海で多く獲れる。山陰地方の日本海側から、脂を蓄えながら、北上し、いちばん脂が乗り切った状態で、石川県の輪島港で水揚げされると言っても過言ではないだろう。それ故、白身だと普通は淡泊だが、これは、大トロのごとき脂のノリだ。また、「赤い宝石」とも呼ばれ、近年は金目鯛と並ぶ、高級魚になっている。

 

白身であるのに脂が香ばしいとは、まさに贅沢このうえない魚なのだ。白身の魚が持つ独特の脂の甘みを存分に味わうことができる。通常は、こういった高級魚は、「刺身」か「天ぷら」でいただくのが常であるが、のどぐろをあえて漬けにして、茶漬けにするとはなんという贅沢なのだろうか。

 

このお店、石川県の輪島にある「輪島海房やまぐち」では、日本海で獲れる魚で、輪島港に水揚げされる魚しか使っていない。純日本の海にこだわっているのだ。(実は日本に入荷されるのどぐろの大半は韓国産である。)お店の方の話だと、漁港で、のどぐろを取り合いけんかするほど、のどぐろの仕入れは大変なのだという。昼に船が入港され、その日のうちに3枚におろしたり漬けにしたりする。新鮮さが売りなのである。

 

今回、ご紹介する「のどぐろ茶漬け」は、刺身で食べられる新鮮なものを、あえて漬けにして食べさせるのだ。お届は、冷凍便になっているので、解凍して、のりやわさびを載せ、おだしをかければ、たちまち日本海の香りが食卓に立ちのぼる。何度も言うが、「贅沢」とはこのことなのだろう。いつも品切れ状態なので、食べたい方はお早めに。予約をして届くのを待つのも、また楽しみではないだろうか。

 

また、「輪島海房やまぐち」では、輪島で水揚げされた地元の新鮮な甘えびのみを使用した「甘えびの塩辛」も絶品である。甘えびに天然塩だけを加えた塩辛は口の中に入れた時のとろっとした食感が何ともいえない絶品だ。のどぐろにしろ、甘えびにしろ、水揚げされたものをすぐに処理をされている。素材の良さと調理法との対決が生んだ絶品をぜひご賞味いただきたい。

【石川・輪島】ブームの高級魚「のどぐろ」を贅沢に茶漬けで食す。
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※掲載情報は 2015/09/12 時点のものとなります。

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キュレーター情報

今井彰

小説家・テレビプロデューサー

今井彰

小説家です。
新刊小説「光の人」(文藝春秋)を出版しました。1000人の孤児を救った青年の話で、何度も涙すると、反響をいただいております。是非読んでいただき、感想をお聞かせください。
https://books.bunshun.jp/ud/book/num/9784163908977
「光の人」(文藝春秋)
他には「赤い追跡者」(新潮社)「ガラスの巨塔」(幻冬舎)を出しています。
昔はNHKのエグゼグティブプロデューサーで、プロジェクトX~挑戦者たち~を196本作りました。今でも伝説の番組として大事にしてもらい、ありがたい思いです。
食に関する番組は数多く作ってきましたので、ユニークかつ美味なものをお伝えできると思います。また石川県輪島市の観光大使をつとめ、奥能登の新鮮な食材に出会った経験も役に立つかもしれません、
それ以外には、大学の教授、ラジオのパーソナリティ、鎌倉シャツTexTeqの専属モデルなどもしてきました。色んな仕事をしてきましたが、いつもベストのものを創作し、発信してきました。ippinでも皆さまと一緒に楽しみたいと思います。

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